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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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#新生活をたのしく

新入生について:まだ「熱い」うちの動機づけと、高校から大学への橋渡しをどうやるか

はじめに ことしも研究室にあらたな学生たちが訪れる。ほんの数か月前は高校生だった。進路としてある程度方向をさだめて大学の門をくぐる。 学びはとほうもなくひろがり果てしない。その森のひろがりすら知らないうちにどこから歩みをすすめ着手すればよいか、なにを手がかりとすればいいのか。たとえオリエンテーションの機会を設けられていようとも新生活になれるほうにせいいっぱいのうちになかなかピンとくるものではない。そこで…。 研究室めぐり きょうから新入生(一部2年生)の学生さんたちが顔

海外の方々のふだん使いの単語はいまの中学で習うものが多いので訳さずそのまま聴けそう

はじめに 最近、時間があるとFMラジオかYoutubeで音楽を聴く。車の運転中はラジオ英会話。ひとりぐらしでしごと場も単独行動ばかりでほとんど日本語を発することはないし、生の会話に接する機会はごくかぎられている。 そんな生活を数か月。いくつか気づきがあった。 きょうはそんな話。 音をくわえる ひとりぐらしはつねに外からの音にかぎられる。ひとりごとを発しないかぎり、くらしのなかでみずから声にだして音にすることはない。あくまでもしごとや店での交渉などごくかぎられた場面だけ

歓迎会で街にでるので電車で通勤してみた

はじめに 先週の金曜日。世間には土日月で連休の方もおいでだろう。つまりは週末の金曜日は街に出られた方もいらっしゃるだろう。めったにそういった場所には立ち寄らないわたしですらめずらしくそうなのだから。 しごとの研究パートの研究室の新メンバーの歓迎会で街に出る。そのため車で通う日常からはなれ電車で通勤。 きょうはそんな話。 歓迎会のために しごとが終了したのちに研究パートの研究室にあたらしく配属された新4年生と大学院生たちの歓迎会で街へとくりだす。そのためふだん通勤につか

テキストをながめていて気づいたこと:わたしは上の世代に教わり、若者たちはわたしたち世代から教わる

はじめに つくえのPCにむかいふと顔をあげた。ここはある研究室。研究パートのわたしにもスタッフの方から研究室のかたわらにいすとつくえを提供していただいた。目のまえにわたしの書籍ととなりには学生の持ちもののテキストがならぶ。それらの本の背表紙をぼんやりながめてあることに気づいた。 きょうはそんな話。 テキストから おとなりにすわる学生さんの本。いずれもこれまでの専門の講義やこれからの進路に関係しそうな書籍がならぶ。わりと休み時間にもよく本に目を通す読書家。毎週ここへ来るた

さかなのしっぽ・カステラの紙のざらめ・しゃもじについた米つぶはなぜうまいのか

(2024.4.22加筆) はじめに あきらかに世間一般のヒトとは食の好みがひとあじちがう。それに気づいたのは四畳半賄いつきの下宿住まいの学生時代。なぜか親からそこをあてがわれた。 そこでの食事には感謝しかない。じつにたらふく食べさせてもらえた。ここにいるあいだはたべものに困ったことはほぼなかった。たべすぎで2階のじぶんのへやに這ってのぼったこと以外は。 その前後でわたしの食習慣がさだまった気がする。 きょうはそんな話。 (タイトルヘッドの写真はもとの家のレモンの花

高校「化学」は有機化学の単元で仕上げに:芳香族化合物の音色が聞こえる?

(2024.4.15加筆) はじめに 春まっさかりのなか。まったくいまの季節とは関係ないのですが、アブラゼミの暑い鳴き声が騒々しかったのに、いつのまにかツクツクボウシが鳴くようになると秋が近づいた証拠です。朝晩が涼しくなってきます。 高校「化学」は有機化合物が出てくると山場です。これから習う人もいるかな。ベンゼン環が出てくると「ああ、化学を勉強してるなあ」という感慨も湧いてきます。有機化合物の話にはいると生活に身近な物質が多いですから興味が出てくるかもしれません。 それ

中学に進学すると知りたいこと:美術を学ぶうえでのポイントとは

はじめに 中学にすすむと教科名がすこし変わったのに気づきましたか?なかでも音楽、美術、保健体育、技術家庭科は実技4教科といいます。いずれも自分自身の手やからだ、声などをつかってさまざまな技術をみにつけることをつうじて、将来もながく親しんだりたのしんだりできます。ここではこれらの実技教科の基本について学ぶ方法を知ってもらおうとおもいます。 効果的に学べるように、そしてそれぞれの実技に親しんでもらうためのポイントを挙げました。いつもより長いですが週末むけの文として読んでくださ

果物をいつもより多めに:3か月実践してみて見えてきたこと

はじめに 街ぐらしにかわり8か月。ようやくここでの生活に落ち着きが出てきた。さて、昨年の11月に厚労省がこんな指針をだした。 健康面から果物をそれまでの2倍摂ろうという目標。それまでが100グラムだったのがいきなり2倍の200グラム。参考までに50代男性の現状は平均40~55グラム/日程度。 そこで200グラムとはいかほどか。そして3か月ほど実践してみての感想は。 きょうはそんな話。 つくっていたころ はたけでやさいとともにつくっていた。ぽんかんなどかんきつを何種類

むしろ節約やいくつかの社会問題の解決のみちすじをつけるほうが経済をまわすためには先決事項ではないか

はじめに いま消費をのばそう世間がやっきの状況のなかでもうしわけないが、まったくベアなどの恩恵にあずからないしごとに就いている。節約などを楽しみに変えつつやろうと思って実践。するとアマノジャク的発想で、もしかしたらこれこそ経済反転への方策になるのではと妄想した。 結局のところ将来への不安感こそ経済がまわらない最大の要因だろうとわたしはみた。社会的要因は数々あれど解決の糸口はなかなか見いだせないまま、負のスパイラル。 あたまにうかんで実際にできたこと、むしろやりつつこうし

3年まえとくらべてあきらかに定額で買える食料のすくない状況をきりぬけるには

はじめに はいるものは変わらないのに出ていくものはふえていく。お気づきかと思うが、わたしの家計も例外ではない。 日々の買いものを家計簿に記すと、このところ急速に買えるものが減っていると感じる。そこでかわいたタオルをしぼりきるには。 きょうはそんな話。 定額でやるしか 生命を保つのに欠かせないひとつがたべもの。街なかで住むため購入するしかない。たとえば乳製品などは値上がりしたままのねだんがつづく。もちろん経済をまわすにはそれもいたしかたないのはわかる。ところが自営業で個

わたし個人に需要のある物件はありそうでなかなかないしおもてに出ない

はじめに しばらくするとふたたび住処を変えるかもしれない。いまの場所を気に入らないわけではなく、もっと効率よくやりたいことをしたいから。あくまでもしごとなどのつごうの仮ずまい。 耐震性さえあればふるくて構わない。長く住むつもりなのでおおきな不満にならない程度の設備がある適度にコンパクトなひとりぐらし用をみつけたい。はたしてかなえられるものなのか。 きょうはそんな話。 職住接近 のこりの人生はやりたいしごとをやるつもり。それ以外はほかのヒトにゆずりたい。これぐらいのわが

本や雑誌を買えなくなってひさしい大学はほんとうに学生たちの学び場なのか

はじめに  なんどかnoteに記事でとりあげているが、かんたんに改善の見込みやそれに置き換わるものが準備できるかというとなかなかそうはいかない。あともどりしようにもどうしようもないぐらいのところに来てしまっているのか。 大学の研究パートに従事するなかで、まちがいなくその危惧する方向にすすみ、取りかえしがつかなくなるところまですでにきている現状を目にしてお知らせしたい。 きょうはそんな話。 見ためはよくなったが…  大学の研究パートのしごとに就いて1年が過ぎた。そのあ