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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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#生徒

仕事・家事・勉強:やることの優先順位がやりながらおのずときまっていく

はじめに 日々しごとをしていると家事のあれこれをいつどの順番でこなしていくかためしている。勉強もおなじ。結局のところ目の前にある課題に気づいたときにあとまわしにせずにすませてしまう。いまのところはそれでよさそう。それで支障がでるわけでもだれにも文句を言われるわけではない。一歩さきへと進むことに違いはない。 きょうはそんな話。 つぎのひっこしにそなえて おそらく学習サポートのしごとじまいのあとにはひっこしを予定している。兼業の研究パートに通いやすく、新事業の立ち上げのしや

あらたに届いた詳しい模試結果の資料を見つつどのあたりに照準をさだめるか判断していく

はじめに 学習サポートに訪れる生徒たち。先日受けた模試の結果とくわしい資料がたんまりと送られてくる。 個人の結果とともに主宰する教室全体の結果もいっしょに。するとわが教室の地域のなかでの位置づけまであらいざらい知らされる。つまりはわたしの成績。こればかりはどうしようもなく赤裸々で客観的な評価。まさにわたしの生徒たちへ授けた成果と弱点を手にとるように見渡せる。 きょうはそんな話。 こんなものだろうと そうした教室の「通知表」なるものをながめているといくつかの気づきが。例

正月やお盆の休暇もふだんとおなじ扱いにしているとしごとや学校を見る目が変わってきた

はじめに よく考えたら世のなかのやるようにしなくてもよさそうな習わしがありそう。ここから記すことはあくまでも私感にすぎない。ヒトに押しつける気は毛頭ない。 べつにそんなに大層なものでないと、ふだんの休日のあつかいで済ましてきたのが盆、正月、そして祝日。主宰する学習サポートは20年来日曜日は基本的にお休みだが、「祝日はふだんどおり」に行なう。おそらく同業の大手よりも休日ははるかにすくない。個人事業なうえにヒトを雇っていないからできる。こうしてむしろはたらくうえで楽をさせても

児童・生徒の生活習慣のリズムを考えて、あえて朝早くに学習サポートの教室をおこなう

はじめに 休日はゆっくりしたい、あるいはふだんやれないことをしたい。そう思うヒトが多いのでは。受験生の多い学習サポートでは予想外に生徒たちの希望は休日の午前中、しかもなるべく早い時間を希望する生徒が多い。そのメリットや効果とは。 きょうはそんな話。 かえってメリハリが なにも休日にそんなにがむしゃらにならなくても…とお思いの方もおいでかも。じつはわたしは朝型の体質で、はやくても対応できる。児童・生徒たちに休日の教室の希望時間をたずねると大部分は午前中を希望する。なかには

入試の翌日でもみずからつづけられるほど学習を習慣にでき、意欲を維持しつづけられるか

(2024.8.12加筆) はじめに 学習サポートで中学生・高校生の学びを生活面から見直すアドバイスをしている。いわゆる「学習塾」とはひとあじちがう。ここでは勉強のスタイルや習慣を各自で身につけてもらうのがねらい。いかにじぶんなりの学びのスタイルをみつけてそれを持続していけるかを手伝う。 もちろん各教科の中身にも触れるが、このテキストをこう使ってみようとか、この方法でつづきを…とアドバイス。入試がおわってもその先の学校でつづけらえるように、翌日も来て勉強している生徒たち。

公立高校入試:ちょうどまんなかぐらいの成績ならばこのくらいを目標に

はじめに いつもめやすとしている指標がいくつかある。学習サポートにおとずれるごくふつうの成績の生徒が公立高校を受けたいと望んだ場合の「数学」をひとつの例としよう。 それにはこの夏休みで届きたいレベルで示すと生徒本人はわかりやすい。なにもこうした成績の生徒にとり無理難題というものではない。むしろ日ごろの実力を本番の入試で発揮できればそれでいい。そのための指標とは。 きょうはそんな話。 (注意:受験にはさまざまな要因が絡みますのであくまでも自己責任においてお読みください)

なにかを習得するには:ひととおり概略をてっとり早くくりかえしたうえでレベルをじんわりあげていくといい

はじめに このところ学習サポートで生徒たちをみていて思う。じつに千差万別。おなじ小中学校に通ってきた高校生たち。性格や考えかた、体力、そして気力。このクニの公立の義務教育は基本的に平等主義。 ところがそれを修了のころにはどうしてこんなにちがいが生じて、学力や運動能力だけでなく、ものごとの見かたやとらえかたがちがうのか。 たいへん興味ぶかい問いだが、すでに義務教育のはじまるころにはそのちがいの芽はありそう。ただその結果が修了時と相関があるかは、いまもって明確なこたえをもち

研究それとも実用?素養としての英語:頻度の高い語やいいまわしとかんたんなルールを高校までに身につけさえすればのちは本人にまかせてはどうか

(2023.11.19加筆あり) はじめに わがクニのヒトビトは英語にひけめというかコンプレックスにちかいものをもっている人が多い。わたしも例外でない。思うようにあやつれない。 小学校の中学年以降で英語の授業がおこなわれている。学習をサポートするこどもたちのようすからは導入まえとのおおきなちがいはかんじられない。きちんと統計をとったわけではないが、以前なら中学生にみられていた英語への興味や関心がうすれていくタイミングが、小学校中学年から高学年に移動したにすぎない。 中学

コンパクトに街ではたらくために中山間地の拠点のひとつを閉じる

(2023.10.23加筆あり) はじめに 中山間地の集落に2か月まえまでくらしていた。このところさまざまな点で支障が出て街へひっこしを決めた。さまざまなしがらみとともにしばらくはらたきつづけるためには最適解といえそう。 あらたなすみかにようやくおちつき、つぎの段階へすすむ。もとの借りていたこの集落の学習サポートの拠点を年末までにとじる準備にはいった。 きょうはそんな話。 十数年つかったしごと場 中山間地の集落。駅のそばに学習サポートの拠点をひとつもつ。通りに面してい

まなびの工程表上のどこをやりつつあるか立ち位置をしめすといまやるべきことと継続の意欲がわきやすい

はじめに ヒトはいろいろなことを学習して身につける。高校生ぐらいになるとふさわしいやりかたがじぶんなりにみえてくる。どんなふうにまなべば身につくか、つづけられるかみずからの性格やさまざまな時間のつごう、制約とあいまってまなびのスタイルがかたちになってくる。立ち位置はここかなと生徒が確認したいときのサポートがおもな役まわり。 まもなく20年をむかえる学習サポートのやりかたから見えるまなびの工程表のつかいかた。 きょうはそんな話。 まなびのスタイルは数々あれど 学習サポー

高校数学は各単元がむすびついていきこれから身近なこと、おもしろくなるところでおわってしまう

はじめに  どの学問分野もおなじかもしれないが数学はその極端をいくほうかもしれない。難解で抽象的な数や関数のそのさきにはじつはちがうせかいがひろがっている。しかもあらわしかたがちがうだけで各単元はむすびついている。 きょうはそんな話。 いっきに難解なせかいへ  たしかに集合などとくらべて、図形の特徴をまなぶ幾何学や数のとりあつかいなどは千年、2千年の単位で過去のヒトビトの考察。やっと高2年生あたりでならう微積分の考えがまとまりつつあるのが500年ほどまえだし、確率など

ほんとうはほめられたいみとめられたいこどもたち

はじめに  こどもをしかることとほめること、最近くらべるとどっちが多いかなあ。朝からふりかえってみると、こどもが玄関を出るまでしかってばかりかも。 保護者の言うことを聞かないのはこどものせい?小言が口をついて出るのはなぜ? わたしもふくめておとなの立ち位置からふりかえってみる。 おとなをよく見ている  なつやすみにはあさ早くから学習サポート(変なことばです)に生徒たちがおとずれてくる。すずしいうちにすませようというねらい。生徒たちと学習していると、むかいの保育園から送り