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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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#学校

ひとつ上の学校にすすむ意義はひとつまえの学校の内容をやさしく感じて活かすことにあるのではないか

はじめに このクニでは幼児教育をべつとして小学校から大学院博士課程までだと、じつに21年ほど学校(+大学・大学院)に通う機会が設けられている。もちろんほかの道すじもある。わたしは人生の4分の1ほどを学びに費やし博士号を得たことになる。もちろんそののちもみずから学ぶチャンスはある。 ふりかえるとひとつまえの学校で身につけたこと、あるいはものの見方や考え方をそののちの人生で活かすぐらいがちょうど無理がなくていいのかもしれないとふと思った。 きょうはそんな話。 まなびつづけ

どうやらおおかたの参考書は教科書を理解するためにあるらしい

はじめに 学習をサポートするしごとでよく書店にいく。さらにこのしごとに特化した業者からカラログなどが頻繁にとどく。このクニで市販されているテキストや参考書のおもなものにひととおり目を通したかもしれない。 するとあたりまえのようでいて意外と気づきにくいあることに感づいた。 きょうはそんな話。 大型書店で この中核市にはとてつもなくフロアのひろい書店がある。開架にならぶ商品の本はとてもまわりきれないほど。学習サポートのしごとで使うためのテキストや問題集の更新がおこなわれる

この1200日のあいだにすすんだこと、そのままだったこと

はじめに  昨今の状況、せかいじゅう例外なくこのなかですごした。ほぼ例外なく。とうぜんわたしもそう。そのための対策やはたらきかた、生活、そのほかもろもろ、影響をうけたこと、そのままのもの。 きょうはそんな話。 ある冬のさなか  2019年の12月だった。ニュースがながれた。おかしな感染症か?これはどうもようすがおかしいとへんな勘のはたらきがちなわたし。 それは某国からはじまった。昨今の状況。冬時期だったので学習サポートのこどもたちや保護者の方々には、クルーズ船のまえ

あとたった36日間の夏休み 余裕のあるすごし方にしたいこどもとおとなの対処法

はじめに のこりわずかになった夏休み。たのしかった休みものこすところきょうもふくめてたったの36日間あまりになってしまいました。この段階に至りのこりの宿題にどう保護者とこどもで立ち向かうべきか。 サザエさんちの磯野カツオくん、さらにドラえもんの野比のび太くんの永遠のテーマかもしれません。このふたりはこりずに毎年のごとくこの宿題テーマで登場します。それだけ世にうけるテーマなのでしょう。 せっぱつまった状況のなかでかろうじてできることとはなにか。とくに保護者としてどう対処する

学習サポートのなかで力をつけていく生徒とは

はじめに  こどもたちの学習や生活の相談を十数年のあいだ受けています。成長して旅立つ彼らを見てそのたびに元気をもらえてきました。 さまざまなかたちで成長を見せますが、今回は学力をつけていく場合についてその共通した特徴を記します。 わらにもすがる思い  中学生までは保護者の方と相談に来られます。こちらがそうしてほしいとしているので当然ですが、やはり短い時間で状況を把握するには小中学生たち自身にポイントを話してもらうのは難しいと感じています。 そこで身近にいっしょに生活して

(短編小説)2105年「有意義な大学No.1」は月にあった

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(ショートショート)夏休みを前にして

学校に通う道 あと4日だ。ミカさんは小さくつぶやいた。この時期になるとカウントダウンばかりしている。高校の4階建ての建物が丘の上にだんだんと見えてきた。 周囲を同じ方向に歩く子たちも同じように思っているかもしれない。そんな雰囲気というか、わくわく感が各自のすこしだけ緩みかけた表情から読み取れそうだ。自分もそんな顔つきをしているのかもしれないな、と思いつつほほえんだ。 分厚いテキストの類は学校のロッカーに置くシステムなので、持参するのは文具、ルーズリーフとお昼ごはんの弁当の