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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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2023年10月の記事一覧

まなびをひろげる作業は路地をめぐりながら道どうしのつながりをひとつひとつつかむのとよくにている

(2023.11.7加筆あり) はじめに このところよくあるく。転居してようやく家まわりをすこしずつようすがわかりはじめた。するともっと知りたい欲求がわいてくる。何年もまえから幹線ぞいをしかも車内からしか把握できていないところだった。 ここに住みはじめ、さんぽで路地のまじわりやたどりつくさきをつかめておもわぬところに出られた新鮮なおどろき。なかなかたのしい。街の歴史や地形などを加味するとなおさらおもしろい。 これはちょうどまなびを広げていくのとにていないか。ようやくそう

〇〇が食べられなくなるというのはこんなふうに起こっていつのまにか機会がおとずれなくなる

はじめに すでにうなぎがそうかもしれないし、さんまなどはその過渡期からすでに食べられない状態へと遷移しつつあるのかもしれない。こんなふうにこのクニではある意味、せかいのほかのクニグニではおこりえないかたちで、食料の先細りがすすんでいきそう。 末端でなんとかしようとうごいているつもりだが。いきあたりばったりのこのクニのやり方がどうも…。 きのうにひきつづき食料について。 きょうはそんな話。 気づいてはいても 飽食の時代。スーパーやコンビニ(行かないけど)にむかえば、こ

あらためて考える:自国でやさいや麦をつくれてたまごを手にいれられるということ

はじめに 昨年の記事につづいてこれからさきのたべものについてかんがえたい。 農業を6年ほど経験してみるとある程度ぼんやり見えてくる。できる範囲で自給して食べていけるといちばんいいのかなと思う。つぎのひっこし先についてそうしたスペースをイメージしてみる。 もとに住んでいた中山間地の家は一面でそれを満たしていたが食べていけない。農業だけではひとりぐらしでも生活はむずかしい。しごとにむかうとなると通勤に難渋するところだった。両方を満たそうとするとなかなか…。農業だけでたべてい

高校でかいま見えて大学でさまざまな面を知れる「心理学」はのちにおおいに活用できた

(2023.11.1加筆) はじめに 高校や大学では科目の選択の機会がある。そのたびごとに新鮮なおどろきを得た学問分野はいくつかある。 なかでも心理学の領域に足を踏みいれたときにはほかとはあきらかにちがう人間の見方や視点を得られた。いまふりかえるとのちに影響をあたえうる出会いだった。 きょうはそんな話。 さまざま学んで 高校では基本的に必修のほかに選択科目をえらべる。社会、理科、芸術などに多い。大学にすすむとさらにこまかく選べる。 高校で人間のとらえかたに興味をもっ

ラジオ英会話を運転しながら聴きながしつつ語感のシチュエーションのちがいだけでこたえをえらべるかのゲームをした

はじめに 通勤のくるまのなか、きょうもラジオ英会話を聴く。そとの騒音やその日の耳の調子しだいでまったく聴きとれないときがある。ラジオの音を大きくすればいいのだろうが、運転に支障があってはならないのであえてしない。 ラジオはそのままでゲームにきりかえる。ところどころ聞こえる会話の雰囲気から想像をたくましくして、問いの候補文ABCのうちから強引に正解をえらんでみる。 日常の日本語での会話のなんて、まわりの音にかき消されながらもある程度ならば状況に応じて類推できる。話し手の目を

コストパフォーマンスの高い秋の味覚をあるAIにたずねてみたら

はじめに AIをそれとなくつかってみる機会がそこそこある。くらしとしごとの両方で。後者では近々の蓄積してきた専門や関連分野の把握にもれがないかどうか知りたいとき。 AIは最近の情報には強い。一方でネット以前の紙のままの情報にはとうぜんだが基本的にうとい。「多言語に対応」とはいっても翻訳時のミスも無視できない。 そうしたデメリットを承知のうえで、くらしやしごとでぼんやりしたまま気づきにくいことがらについて、AIによるサポートをたまにこころみる。 きょうはそんな話。 サ

コンパクトに街ではたらくために中山間地の拠点のひとつを閉じる

(2023.10.23加筆あり) はじめに 中山間地の集落に2か月まえまでくらしていた。このところさまざまな点で支障が出て街へひっこしを決めた。さまざまなしがらみとともにしばらくはらたきつづけるためには最適解といえそう。 あらたなすみかにようやくおちつき、つぎの段階へすすむ。もとの借りていたこの集落の学習サポートの拠点を年末までにとじる準備にはいった。 きょうはそんな話。 十数年つかったしごと場 中山間地の集落。駅のそばに学習サポートの拠点をひとつもつ。通りに面してい

いっしょに学習する相手の年相応によりつかうことばと話しかたをどうえらぶか

はじめに 教育や学習の分野を長くしごとにしてきた。これまでいっしょにまなんだ方々の年齢は8歳から90歳まで。コアな層は10代、20代。おかげさまでどの層にも「わかりやすい」との評価をいただけるように。 それぞれでもちいるテキストにほぼあわせたことばと話しかたをおのずとえらぶ。いつのまにかそのときどきで意識せずつかいわけている。 きょうはそんな話。 年齢のひろがり しごとをながくつづけるとさまざまな出会いがある。もっぱら教育の分野。さまざまな形態でまなびの場をもうけてき

才能の芽をみつける・まわりで育てるきっかけや環境をバランスよくつくること

はじめに たくさんのわかい才能をひめたヒトに出会ってきた。職場の学習サポートに来る生徒たちはさまざま。きっとこのスポーツに生涯かかわるだろうなとか、適性に気づいて弁護士をめざしたんだと納得させられる日もあった。一方でかべに身をうちつけるようにまわりと反応しながらぶきっちょだなと感じさせる子もいる。 伸びざかりの生徒の立場を尊重しつつスムーズにバランスよくささえてのばしたり、すすむ方向をいっしょにみつけたり。できるやくわりはさまざま。保護者の方々をまじえて3者でのりこえてい

予想どおりのノーベル生理学・医学賞のニュースに接しつつこれからもれんめんと次世代に伝えていきたいこと

はじめに きのうニュースで知った。人工的につくったmRNA(メッセンジャーRNA)をワクチンなどとしてつかう基礎となる手法を開発した方々がノーベル賞を受賞した。 さほどおどろきではなく数日まえに学習サポートのリモート授業で、だれになるかの話が出た際にまっさきになまえがあがったおふたりの学者。この手法をもとにして、世界じゅうをかけめぐった病をおさえるため、製薬会社がごく短期間で製造、ただちに利用されたワクチンはめずらしい。 それに付随して思うこと、次世代につたえていきたい