理系学生のいちばん伸びるとき ある大学の講座での卒論の経験から
はじめに 現在、リモートワークのかたわらある企業の研究開発の手伝いをしている。他の人との接触の機会はほぼない状況。その職場でひとりおもむろに実験器具に触れていると学生当時がよみがえった。
あの頃は雑念にとらわれずに一心不乱にうごけていたなあと感じる。学生の特権。すべて周囲の方々のお膳立てのおかげで技術とコミュニケーションのたいせつさをスポンジのように身につけていく。
まさに車でいえばエンジンの部品を組み上げていく段階。そこでの経験から社会に飛び立ち首尾よくエンジンのかかる