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家しごとにまつわる話

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日々のささいな家しごとにたずさわるなかでふと思ったこと考えたことを書きつらねています。元気がでて明日へとつなげていけるようにしたいです。
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2021年11月の記事一覧

あるやさいの無人販売所で腰を抜かしそうになったできごと

はじめに 1年半前までやさいを作っていた。昨今の事情により考えもしない場所での3密をふせぐため、いまはすべてを取りやめ、畑を放置している。 そこで、やさいをそこへさかんに持ち込んでいた頃の販売所でのおはなし。 無人販売所の必要なこと 地元のやさいの無人販売所。管理なさっている方(Aさんとしよう)は魚の移動販売などほかにも手広くされている活動的な方。 JR駅の前で郵便局、公民館、小学校、医院などのならぶ車の行き合いがやっとのせまいメインストリートから入りすぐのところ。ほぼ

仕事にもっていく自らつくる弁当はなぜおいしいと感じるのか

はじめに 時間の都合で仕事先での食事なので、夕食の弁当を自分でつくりもっていく。そろそろ3年になる。 昨今の状況になる前から仕事の拠点を増やしていたので、なにもあわてることではなかった。むしろ楽しめている。 移動する機会が増えたため。そのメリットのいくつかを中心に記しておく。 仕事先が増えた 中学、高校生を中心に学習を支援する仕事を、本業の学習塾とかけもちでおこなっている。夕方からいそがしい塾とは違い、朝から昼間はあいているのでできる。こちらはべつの広いエリアを対象にし

硬貨でよろこぶおとなのわたし

はじめに こどものころからのすりこみというか習慣とはのちの人生に影響を与えうるとこの齢になって思う。 このことは最近、自分でつくったやさいを無人販売していて気づいた。「わたしに硬貨をあたえると機嫌がいい」ということ。おそらく千円札よりも100円玉のほうに魅力を感じてしまう。そんな屈折した人格を形成した理由とは。 やさい売りのおもしろさ 最近までやさいをつくり売っていた話を先日記事にした。 けっこう売れていた。無人販売所のほかにもちゃんとした(失礼)スーパーや道の駅などに

本業が減って新たな仕事に就く はたらける場をなんとかつないで生きようとする

はじめに 昨今の状況下でリスクの高いしごとがあると感じている。このところの動向から。 当該業種のひとつとして本業をつづける前提で支援金をいただいた。国や地方自治体から支援があるなんてめったなことではない。あらためてこれは重大事なんだなと感じた。 そこで基本的に人に合わない、ひとりでできるくふうをできることからおこなってきた。しかし頭で考えるのとやってみるとでは大ちがい、場合によって一部を休止、最悪の場合には廃業・転業を視野に入れた。 その矢先に知人から声がかかる。ある分