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わたしのすきな自然・いきもの・カメラ・絵

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むかしからひまがあると宇宙を空想して時間をすごす少年でした。ヒューとこがらしの冬にこたつでまどろみながらすごすのが無性にすきでした。その想いは年月を経たいまでも変わらない。その日…
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2023年10月の記事一覧

まなびをひろげる作業は路地をめぐりながら道どうしのつながりをひとつひとつつかむのとよくにている

(2023.11.7加筆あり) はじめに このところよくあるく。転居してようやく家まわりをすこしずつようすがわかりはじめた。するともっと知りたい欲求がわいてくる。何年もまえから幹線ぞいをしかも車内からしか把握できていないところだった。 ここに住みはじめ、さんぽで路地のまじわりやたどりつくさきをつかめておもわぬところに出られた新鮮なおどろき。なかなかたのしい。街の歴史や地形などを加味するとなおさらおもしろい。 これはちょうどまなびを広げていくのとにていないか。ようやくそう

ひっこしたばかりだが収納したままつかわないものをつぎのひっこしにそなえて整理しようとうごきはじめた

はじめに ひっこししたばかりだがおそらく1年半ほどのちにはしごとのつごうでつぎの場所へと移り住む段取り。条件のいいいまのすみかよりも収納がすくなくなるのは必定。 しまいこんだままのちに使いそうにないものがはっきりしてきた。あしでまといになりそうだし、もとの家や年末に閉じると決めたしごとの拠点のひとつのかたづけをまだ残している。 そろそろそれらの処分にかかろうか。 候補のかずかず 学習サポートでつかったテキストや資料、教材、教具など合計で1トンほどを整理した。有用なもの

移り住んだ家のまわりからよく聞こえてくる音とはどんなものか

はじめに 四半世紀ほど住んでいた中山間地の家まわりの物音といえば鳥のさえずりと風の音が中心だった。冬の風がやむと物音がほとんどなかった。一転してひっこしたさきは街なかの賃貸住宅。まったく周囲の環境はことなる。 きょうはそんな話。 音のぬしは 中山間地でくらしていた2か月まえ。それはしずかなところだった。まどのそとから聞こえてくるのは自然の物音が圧倒的に多い。夏場は海風や木の葉がそよぎ、鳥たちがさえずる。ほったらかしの家主(=わたし)の趣味のせいで草ぼうぼうの庭では虫が鳴

牛乳びんのふたをあつめるのと推しのアイドルのチェキをほしくなる心理はすこしにている

はじめに コレクションする行為に関してふと思う。わたしならば「石」だろうか。ひたすら惹かれる。鉱物や化石などといえばすこし聞こえはいいかもしれない。 大部分のヒトビトにとってはそのへんの石ころとなんら価値のちがいはないし、関心はごくうすいもの。むしろ重くて場所をとるやっかいもの。ミニマリストへの道を邁進中にどう整合性をつけるかなやましい段階にきている。収集物のもつ両面性。 きょうはこんな話。 はやりもの 小学生当時、時間のあゆみは永遠にちかいと思えた。このままずっとこ

ヨハネス・フェルメールが17世紀後半にこんなにひかりをかんじられる絵を描いたなんて

はじめに はじめてみたのは中学校の美術のテキストだった。当時はフェルメールの絵に「なにかほかとちがう。」という印象。 西洋の絵画。時代ごとに描きかたのちがいや流行があると気づいたころ。彼とおなじ時代には宗教画や宮廷の貴族のようすをはなやかにえがいたバロック様式の絵がめだつ。それだけに彼の描く絵はどこか異彩をはなつ。 きょうはそんな話。 模写をして ヨハネス・フェルメールの絵にしっかりと興味をしめしたのはそんなに古くない。十数年まえのころ。ようやく美術の歴史を時代ごとに

ネット上で波長の合う記事との出会いは海岸でひとつのきれいな石をみつけるのににている

はじめに しばらくまえ、たびで支障がなければ手につつめるほどのちいさな石をひろいあげ、ポケットにしのばせて持ち帰っていた。もちろん持ち出してはならない場所ではない。なんの変哲もない路傍のごくありふれた石。くつのひもをむすびなおすしぐさとともにひょいとつまみあげる。 ふたたびおとずれるのはむずかしいなごり惜しさからの行動かもしれない。こうして各地のちいさな石たちを自宅のつくえのたなにならべる。ちょうどnoteであらたなお気に入りの文をみつけたときとにている。 きょうはそん

記憶にのこるほどのかぐわしい花のかおりといったらなにをおもいうかべるか

はじめに いろいろと植物をそだててきた。たんねんに世話をつづけるとごほうびとして花を咲かせてくれる。色やかたちだけでなくかおりをはなつことがある。みずからの存在をまわりにしらせて虫やちょうなどがあつまる。 もちろんちかづいてその芳香をたのしむ。これまでそだてたなかで印象にのこる香りをしめす花とは。 きょうはそんな話。 花をめでるよろこび 植物をそだてていた。種をまき苗としておおきくなるとなかには花をさかせるものがある。ほんとうにさまざまな色やかたちの花たち。しぜんはよ