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わたしのすきな自然・いきもの・カメラ・絵

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むかしからひまがあると宇宙を空想して時間をすごす少年でした。ヒューとこがらしの冬にこたつでまどろみながらすごすのが無性にすきでした。その想いは年月を経たいまでも変わらない。その日…
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2023年8月の記事一覧

となりにおいた色とのあいだで相乗作用がうまれることがある

(2023.9.4加筆) はじめに 絵をえがいているとさまさまな気づきがある。絵のせかいだけでなく服の色をえらぶなど生活に身近なところでもおなじかもしれない。かたちをキャンバスの上にうつすデッサンしかり。さらにそののちの色をのせていく段階でもそう。 単色の下がきからはじめていよいよ対象の色をそれぞれの場所においていく。ここがいちばん試行錯誤の連続。ああでもないこうでもないととなりどおうしにこころもち実際より彩度のたかめの色をおいてみる。するとあることに気づく。 きょうは

もしかしたらひきたて役以上かもしれない額縁を見るために美術館にむかうこともある

(2023.8.29加筆あり) はじめに 絵を描いたり見たりでおちつける。たまに時間があると美術館や展覧会場にむかう。もちろん絵を見るのがおもな目的。それ以外に興味をしめすことがある。 きょうはそんな話。 絵とともに 絵を見るのはたのしい。風景や人物、そして身のまわりのものから空想画や抽象画まで。絵の対象はかぎりない。どんなテーマの絵でもとりあえず興味をしめして見るほう。なかにはそのせかいにひきこまれる作品に出会えることも。絵画それぞれのせかいの入り口に立ち、そこからな

ムンクの「叫び」を模写したところさまざまな描法や画材を駆使して表現していると気づいた

はじめに 油絵の模写をこれまでやってきたことは数週間まえに記事にした。さまざまな画家の絵を対象にした。なかでも描いてそれまで以上に関心をつよくした画家が何人かいる。そのひとりがムンク。 代表作といっていい「叫び」を模写。あれこれあらたな気づきがありとてもひきつけられた。 きょうはそんな話。 それまでの絵とのちがい ずいぶんまえの話になる。友人がある画家に興味があるという。その画家はエドヴァルド・ムンク。そして代表作は「叫び」一度でもみるとそのインパクトのつよさに目に焼

ひろい空のひろがりにそらいろ、草木の生い茂るようすにみどりいろを塗らなくなってから

はじめに 学習サポートで生徒たちを待つあいだ、教える教科や科目の予習や準備が終わると絵を描く。家でぽっかり時間ができるとやっぱりそれに時間を充てる。画材はいろえんぴつやパステル。最近ではPC上に。それぞれクロッキー帳やパステル用紙に。 デジタルはもちろんだがいずれもほかの道具がいらず、おもいたったらすぐにはじめられる。 そんなときにふと気づいた絵の変化について。 きょうはそんな話。 あき時間に 学習サポートのしごとはどちらかというと昼間におつとめの方とくらべると変則

まどのそとに青くてまるいみかんの果実の見えるところに移り住めてほっとする

はじめに ひっこして2週間あまり。はやいもので3回目の週末。これから郊外に車でむかい午前中の学習サポートの教室へ。なつやすみなので昼間に。 それとともに実家でくらす家族のようすを見てくる。中山間地にあるひっこすまえの家で農業をしていた。そのころはつよい北風を避けられる杉林におおわれた陽だまりの畑でみかんをつくっていた。ここは冬でもぽかぽか。そんなことをふと思い出させる光景に出会った。 きょうはそんな話。 郊外と街中のみかん これまで住んでいた郊外。そこで多いときにはコ

つねにうつろう空を見あげて気にしつつせんたくするタイミングを見計らう

はじめに 日々生きているとせんたくものが必然的にでる。これはいたしかたない。すくないと手あらい。汗をかくぐらいの量だと洗濯機のおせわになる。 それよりもなによりも空もよう。せんたくにふみきるかどうかはここ3~5時間の雲のようすをあるていどじぶんなりに予測。このところうまくいっているのできぶんがいい。 きょうはそんな話。 日和がよく ひっこしまえは梅雨や台風でほんろうされた。業者さんにたのんだ大がかりなひっこし。当日の作業にあてる午前の数時間のあいだ雨がほとんど降らな

キャンバスに描いている絵よりもパレットの上で色どうしがなかばまざりあうようすをうつくしいとかんじる

(2023.8.21加筆あり) はじめに 油絵をながいことたのしみつつ描いてきた。趣味のひとつ。途中いくどか描かない時期があり、描きかけの絵が多い。その多くはとちゅうまですらすら筆がすすんだのにとたんにとまったまま。 どう描きすすめたらいいかわからなくなったり、いそがしくなったりでそのまま乾かして存在をしばらくするとわすれてしまう。そして思い出したように再開。そんないきあたりばったりの時間のなかでもはっと気づくことがある。 きょうはそんな話。 よく描いてたころ 油絵は

以前に油絵で描いた1まいの模写はあらたな住まいのかべにぴったりだった

(8月16日に追加あり) はじめに ひっこしから3日目の夜でようやくひっこし荷物がおさまるべき場所におちついた。いくつかおまけの荷物としてちいさな絵をもちこんだ。 手製の額にいれてしろい壁ぎわに。一歩さがってみつめる。この絵はここにかざるために描いたんだとおもえるほどしっくりくる。 きょうはそんな話。 ようやくおちつく つゆが明けたと思ったら、間髪入れずに台風。雨のようすをうかがいながらのひっこし。収納がどうかなと心配したがどうにかそれぞれの物品がしかるべき場所におち