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「HGUCグフ(リバイブ)」を黒立ち上げ塗装で重量感のある「漢の機体」に!!

今回は、「HGUCグフ(revive版)」に黒立ち上げ塗装(MAX塗り)を行って、「漢らしい重量感のある作品」に仕上げたいと思います。

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今回のHGUCグフの制作メニューは以下の通りです。

【制作プラン】
・ゲート処理
・合わせ目消し
・スパイクのシャープ化
・黒立ち上げ塗装
・プライマー塗装
・つや消しコート
・モノアイのHアイズ化


仮組み直後は、このような仕上がりだったので、このキットがどのような変身を遂げるのか、ぜひ最後までご覧ください!!

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■ 工程1.合わせ目消し

ゲート処理に関しては、普段通り済ませちゃったので、「合わせ目消し」から紹介していきます。

合わせ目消しにもいくつか方法はありますが、今回は「簡単&時短」を目標に、「瞬間接着剤」を用いた方法を行いました。


使用した瞬着は、こちらの「イージーサンディング」。

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この商品の特徴は「硬化後に削りやすい」ということ。

瞬着って、意外と削るのが大変だったりするので、その弱点をカバーした商品となっております。


やり方としては、もの凄く簡単で、イージーサンディングを合わせ目が出るパーツに塗って、

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ギュッとパーツを合わせたら、

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瞬着硬化スプレーで固めて、はみ出した部分を削るだけ。

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するとこのように、合わせ目を綺麗に処理することができます。

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この作業をこれらの合わせ目が出るパーツたちにも行った結果、無事、綺麗に処理することが出来ました!!

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もっと詳細な作業内容が知りたい方は、「イージーサンディング」による合わせ目消しを別の記事で解説してますので、そちらを参照ください。


■ 工程2.スパイクのシャープ化

続いて行ったのは、「肩スパイクのシャープ化」です。

こちらは、合わせ目消しを終えた状態の肩アーマーですが、スパイクの先端が丸まってて、なんともダサい!!

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ということで、こちらの先端部分を、「プラ材」で延長して、尖らせてみることに。


今回使用したプラ材は、「タミヤ プラ材 角棒 2mm」です。

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プラ材に関しては、尖らせたいパーツに合うサイズを、お好きにチョイスしていただければと思います。


まずは、こちらのプラ材をカッターで細かく切断。

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バラバラな感じはしますが、とりあえず「延長したい分の長さ」さえ確保できれば十分です。


続いて、プラ材をスパイクの先端に接着するために、先端部分を平らに削り落とします。

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後は、先ほども登場した「イージーサンディング」でプラ材を接着して、

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ニッパーや、ヤスリ等を用いて、綺麗な「円錐型」を目指して削っていくだけ!!

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この作業をすべてのスパイクの先端に行った結果がこちら。

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かなり鋭利になって、作品全体が引き締まるポイントにもなると思います。


この作業に関しても、「プラ材延長によるシャープ化」というテーマで別の記事にまとめてありますので、さらに詳しい作業内容に関しては、こちらを参照ください。

ジオン系のキットでは、定番の工作になりますので、まだ挑戦したことが無い方は、是非やってみてください。


■ 工程3.黒立ち上げ塗装

工作作業がすべて済みましたので、続いては「塗装作業」に入っていきます。

今回は、青い装甲パーツに対して、「黒立ち上げ塗装」を行って、重厚感を演出することに。


使用する塗料は、余っていた「ガンダムカラー MSブルー」。

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濃い青の部分には、これをそのまま塗って、薄い青の部分は、白を少し入れて調色したものを塗ることに。


黒立ち上げ塗装に関しては、「塗料の希釈率」と「エア圧」が肝なので、なんどもテスト塗装して調節していく必要があります。


私の場合は、「エア圧」の方を 0.04 MPa付近 に固定して、それに合うような希釈具合を探っていきました。

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このように何度も百均のプラスチックスプーンを使って、吹きやすい希釈具合を見つけていきます。

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ちなみに、下地の黒は、クレオスの「黒サフ」を使っています。

クレオスかガイアノーツの「黒サフ」を選ぶのが無難かも。


ということで、自分が吹きやすい希釈具合が決まったら、慎重にパーツの内側を目掛けて、少しずつ塗装していきます。

(ちなみに私の場合は、4倍希釈ぐらいだったと思います。)


1回目の塗りに関しては、これくらいにして、パーツの縁にガッツリ黒を残すようにしていきます。

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黒立ち上げは、ここから何回かの重ね塗りを経て、青い範囲を徐々に増やしていくというような技法です。

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最終的に、3回の重ね塗りを経て、私はこのくらい黒を残すように塗装してみました。

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どれくらい黒い部分を残すかは、個人の好みや、作品の雰囲気によるので、「個々にお任せします。」としか言いようがないかもしれません。


黒立ち上げ塗装に関しては、自分も練習中という感じで、何回も繰り返して、慣れるしかないと思います。

(塗装全般、そうなんですけどね。)


■ 工程4.軟質パーツ塗装

最後に紹介する工程は、「軟質パーツ」への塗装です。

「HGUCグフ」には、このように 自由自在に曲げられるパーツ が存在します。

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このようなゴムっぽい軟質パーツは、普通に塗装しても、曲げると剥がれてしまうケース が多いです。


ということで、このようなパーツには、「下地(プライマー)塗装」といって、パーツに塗料をきちんと食いつかせて、剥がれないようにするための塗装を行う必要があります。

そこで、使用するのがこちらの「マルチプライマー」という商品。

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この商品は、 薄めずにそのまま使うことができて、薄く、サッと塗るだけで良いので、もの凄く便利な一品。


それでは、実際に使ってみましょう。

まずは、希釈せずに、「マルチプライマー」をそのままエアブラシのカップに入れて、

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後は、ムラがなるべく出ないように、直接パーツに吹きかけるだけ。

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塗った後のパーツは、15~20分乾燥させたら、そのまま上から重ねて、本塗装をすることができます。

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最終的に、黒サフを吹いて、「ニュートラルグレー」で塗ったものがこちら。

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プライマー塗装の効果を試すべく、このパーツをどれだけグニャグニャに曲げてみたところ、塗装が剥がれる気配は全くありませんでした。(お見事)

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この「プライマー塗装」は、ガンプラの ポリキャップパーツ や、金属パーツ にも使えるので、なかなか塗料が乗りにくい部品があったら、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか??感動的です。


もっと詳しい使い方に関しては、別の記事にまとめてありますので、そちらを参照ください!!


主な塗装作業はこれにて終了。

後はガイアノーツ「EX-フラットクリアー」で、つや消しコートして完成としました!!


■ 完成品ギャラリー

こちらが「HGUCグフ(revive)」黒立ち上げ塗装完成品です。

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今回は、割と「正統派な工作&カラーリング」で仕上げてみたつもりです。


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プライマー塗装を行った「ヒートロッド」も、このように自在に曲げて、劇中のアクションなどを再現出来るようになっています。


う

肩アーマーも少しシャープにしただけで、このように印象がグッと引き締まったと思います。


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後ろはこのような感じで、バックパックや関節パーツなどは「ニュートラルグレー」で塗装してみました。


合わせ目もこのように、どの部分にあったのか、わからないくらい綺麗に処理することが出来ました。

さ

し

す


モノアイに関しては、「H・アイズ3」の2.8 mmを使って、加工してあります。

こ


ということで、以上が「HGUCグフ(リバイブ)」の制作模様でした!!


■ まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


今回は、「HGUCグフ(リバイブ)」を黒立ち上げ塗装で制作してみました。

工作では、「イージーサンディング」が大活躍で、想像以上に綺麗に合わせ目を消すことが出来て、満足です!!

黒立ち上げ塗装」に関しては、もっと経験を積んで、記事で解説出来るレベルまで上達していきたいと思います。


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好き嫌い別れると思いますが、動画でしか伝わらないこともありますので、興味がある方は、ぜひチャンネルを覗いてみてください。

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