中国のトランジットビザ免除は簡単!
*この情報は2023年11月時点での情報です。最新情報は外務省や中国大使館、航空会社からご確認することを強くお勧めします。
日本人の短期滞在ビザ(査証)免除は停止中
コロナ以前は日本人は最大15日までビザなし渡航が可能でしたが、現在は日中関係の悪化もあり査証免除は停止中ですので基本的にビザなしで中国を訪れることは出来ません。しかし、トランジットビザ免除の制度は2023年1月に再開されており、これを利用するとビザなしでも中国を訪れることが出来ます!
出国先と中国の前に訪れた国が違う必要がある
あくまでビザ免除の制度は「トランジット」用なので日本と中国を直行便で往復する時には利用することが出来ません。A国→中国→B国と移動する場合に利用できます。これは香港や台湾を経由する場合でも利用できます。(例)日本‐ソウル‐上海‐日本、日本-上海-香港-日本
中国全土を訪れることは出来ない
あくまで臨時入国許可(パーミット)で査証(ビザ)ではありません。移動できるエリアは限られています。今回、私は上海浦東空港から入国したので上海、江蘇省、浙江省のエリアを移動することが出来ました。
大半の空港は144時間まで
多くの空港や港、駅でトランジットビザ免除を申請できます。北京、上海、深圳、広州、成都など主要な空港は対応しており、ほとんどが144時間までトランジットで滞在可能です。(一部空港では72時間まで)
トランジットビザ免除が利用できる正式な入国可能の空港等の一覧はこちら
搭乗前に伝える事
今回は、中国東方航空のロンドン・ヒースロー空港発 上海行きと上海発 大阪・関西国際空港行きを利用しました。ロンドンでチェックインする際にビザを持っているか聞かれましたが、トランジットビザ免除を利用したい旨と滞在時間が144時間以内であることを伝えました。入国も出国も同じ航空会社でチケットも同時に取ったので、よりスムーズだった可能性はあります。
空港到着後の手順
以前は陰性証明が必要でしたが、簡易的な健康申告の質問にオンラインで回答するのみとなっています。私は出発前に済ましておきました。
(*私が到着した次の日から不要になったそうです。(JETROより))
まず、自動で指紋を採取する機械があるので撮影を済ませ出てきたレシートをもってトランジットビザ免除のレーンに進みます。ビザ所持者用の入国カードとは違う用紙、違うレーンなので注意しましょう。入国カードは出国用とセットになっていますが入国の欄だけで結構です。宿泊先や出国予定の日付、飛行機の便名を記入します。搭乗した飛行機のチケットの半券と指紋を取ったレシート、入国カードを持ってビザ免除のレーンに並びましょう!
パーミットの発行は10分以内
入国審査では、宿泊先や出国の航空券について聞かれます。私は紙には印刷せずスマホの画面を提示しましたが、それでも大丈夫でした。審査官の方がスマホの画面を撮影していましたが少し手間をかけさせてしまったので、
紙に印刷して持っていくのが良いと思います。ゲートを通過して5‐10分ほど待っていると、入国許可証が貼られたパスポートを持ってきてくれました。簡単でしょ!
日本人がこの制度を利用する機会が今までほとんどなかったこともあり情報がかなり少ないですが、「意外と楽じゃん!」と思われた方も多いと思います。事前にビザを申請する必要もないですし、上海&ソウルとか上海&香港なんてこともできちゃいます。せっかくの機会なので使ってみてください
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