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【ガラスの天才バッター】茂木栄五郎徹底解剖

こんにちは、コバンです。

先日の島内選手をクローズアップしたnoteが好評でして、

他の選手もやってほしいとの声を頂いたので、
今日は「茂木栄五郎」に焦点を当ててnoteを書いていきたいと思います。

本日も暇つぶしに読んで頂けたらと思います。

大学時代ぶりに本格復帰した”本職”サード守備

まずは茂木選手の魅力である守備について語っていきます。

まずは3B(サード)規定守備イニング到達選手のUZR(守備による失点抑止力指標)を見ていきましょう。

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茂木選手はGG賞を受賞した宗佑磨選手を抜いてのぶっちぎり1位となっております。

茂木選手のサード守備の上手さは

・足を使った縦の動き
・天性の正確なハンドリング技術

この2つに突出した点があります。

この動画内でも特徴的ですが、本当に前後に足を動かすのが得意な選手ですので、やはり横の動きを多用するショートよりもサード向きであることがわかります。

対して宗選手の上手さは

・無理な体制でも強い送球ができるスローイング力
・茂木選手とは違ったタイプの身体の前にゾーンのあるグラブさばき

に突出した能力があると思います。

逆に足を動かすという点に関しては茂木選手の方が一枚上手であり、守備範囲に評価点の高い茂木選手のUZRに軍配が挙がるのは納得の結果です。

どちらも甲乙つけがたい上手さですが、茂木選手の3B守備の上手さに関してはこれで伝わったかなと思います。

腰の力に大きく左右される打撃能力

茂木選手の最大の魅力としては打撃能力が挙げられるでしょう。
茂木選手の歴代wRC+がこちらとなっております

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wRC+とは100を平均値とした打力の指標で、.310 32本 127打点を記録した2018浅村選手はwRC+144ですので、毎年そのクラスの打撃成績を同じ内野手として挙げているのは驚異的と言わざるをえないですね。

今年の春先も、4月8日までは打率.408 HR4本 13打点をマークしていまして、同じ頃にパ・リーグTVに動画が上がっていますが、この時点ではスイングスピードがかなり早いことがわかります。

しかし4月9日以降は驚異の35打席1安打の大不振を記録していまい、
スタメンを外した際に石井監督は

>(茂木は)今日も休みます。体のすごい張りなので。
https://www.daily.co.jp/baseball/2021/04/11/0014230981.shtml

と理由を説明しており、要はこの時点から今オフ手術することになったヘルニアが再発していることが伺えます。

茂木栄五郎選手の手術に関して、以下のとおりお知らせいたします。

日時 11月25日(木)
場所 福島県内の病院
手術内容 腰椎椎間板ヘルニアに対する椎間板摘出術
今後の予定 リハビリの状況を見ながら復帰を目指す
https://www.rakuteneagles.jp/news/detail/00004260.html

楽天ファンの中で一番衝撃的だったのは2017年の交流戦頃までの茂木選手の勢いではないでしょうか。
成績は5月まで驚異のOPS1.020で、当時の映像を見てもらいたいのですが

この頃の打撃フォームを見てもわかるのですが、茂木選手は腰をフル活用した打ち方をしているんですよね。

腰の回転を主導にして171cm 75kgの体格からHRを放っているので、大学時代から腰に持病を抱えているのも納得です。

突然ですが次の動画を見てほしいです。(6:52~)

これは吉田正尚のフォームについての解説なのですが、吉田の超人的な腰の使い方を説明しています。

茂木の場合、同学年の吉田とよく会話をしていて、2017年頃は吉田を真似ていたという発言もあったんですが、2017年頃に比べて2021年が明らかに腰の回転が遅くなっているのが前述の動画を見比べるとわかると思います。(調子が悪い時はさらに腰の回転が遅い)

2017年が打撃成績キャリアハイを残したということを考えると、ヘルニア手術がかなりプラスに働くのではないか、という期待も高まります。

まとめ

以上をまとめると

・茂木の3B守備は正統派にしてトップクラスに上手い
・今後のバッティングを活かすも殺すも腰の状態にかかっている

という話になります。

ルーキー時代から類まれな才能を発揮している茂木選手、ヘルニア手術という大きな決断をした来シーズンには期待せずにはいられませんね。

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