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内資系企業と外資系企業の違い

私は今年内資系企業に転職し、外資内資両方の企業で働くことが出来たので、自分が感じた両者の違いを書きたいと思う。ちなみにここでの「外資系」は米資本の企業を指す。

結論

良し悪しではなく好み。自分の性格、キャリアプランを考慮した時にどちらがよりフィットするかで就業先を決めると良い。

外資系企業

✓雰囲気

個々が独立している。プロジェクトチーム毎にワイワイしているところもあれば、関わり合わないところもある。チームを超えての交流もあるところにはある。自分の意向によってどのように交流するかは自由、といった感じ。

✓働き方

手順、分業、達成目標が明確化している。達成目標が納得行かなくても(Report期限遵守率とか)個人の訴えで変えることは困難。逆に言えばそこだけ守っておけば評価はされる。会社的にはワークライフバランス(WLB)を適切に保つことが推奨されるが、残業至上主義や休日返上上等主義の人も存在するので、そういった人が上司等に当たってしまった場合WLBは崩壊する。とはいえ内資と比較して主張が通りやすいので、上司変更の訴えを出すのもあり。私は実際に変更してもらったこともある。外資の方が人材を120%使おうという意識が強いように感じた。

また、外資だとすぐにリストラされるのではと心配する人もいるが、日本の就業規則に則っているので“すぐに”ということはない。しかし、される時にはされる。

✓給与

外資の方が高給である。しかし、福利厚生は内資の方が充実していることも多い。私は3-5年所属した場合トータル(確定拠出年金や家賃手当等)でどちらが得か、という視点で選ぶ。

✓同僚

平均年齢が低く、柔軟性がある人が多い。ただ日本採用の人は主張が弱く小さくまとまる傾向にある。海外採用の人ははっきりとした主義主張を持ち、個人のポテンシャルも高いが概ね3-5年で転職する。

✓上司

優秀な人とそうでない人の差が激しい。優秀な人に当たった場合、大きく成長できる。そうでない人に当たってしまった場合チェンジ推奨。割合は3:7くらいでそうでない人のほうが多いが割合はハッキリしている印象である。

内資系企業

✓雰囲気

比較的ワイワイしているが、やや同調圧力強め。「みんながやるんだからあなたもやるよね?」という雰囲気がナチュラルに出ている。ハッキリ態度を示せる人は問題ないが、雰囲気に飲まれやすくかつ個人主義の人には居心地が悪いかもしれない。

✓働き方

当たり前のように残業させられたり、逆に残業を咎められたりはしない。つまり緩い。分業も曖昧。コンプライアンス意識も低くはないが、外資に比べると劣っていると感じる。承認を得る手続きが長い。

✓給与

外資より低く、賞与制度があるところがほとんど。家賃手当や退職金もあるが、自宅を購入した場合手当はなくなるし、外資系にも確定拠出年金があったりするので、福利厚生に関しては一概にどちらが良いとは言えない。給与面だけで考えるのであれば、短期でガツンと稼ぎたいなら外資、上位ポジションで長く腰を据えて働きたいなら内資、といった印象。

✓同僚

これはあまり変わらない。内資の方がやや保守的な印象もあるが、若い世代はどちらもそんなに変わらないと感じた。

✓上司

生え抜きなのか中途なのかで大きく変わる。生え抜きの場合、言わずもがな保守的。自身が変革的な性格だった場合、相性は最悪だと言える。しかし中途であった場合は、上司の経歴にもよるが柔軟な考えを持つ方も少なくない。どういった経歴の社員が多いか、上司はどんな人になる予定かは面接で聞くと良い。

最後に

上記は多分に主観での考えを含んでいるため、話半分に留めること。その上で転職等の参考にしていただければ幸いである。

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