初心者でも分かる!熟練FXトレーダーのドル円相場予想&戦略構築(WEEK29)
こんばんは、成長おじさんです。
先週も1週間、お仕事・家事・育児おつかれさまでした。
あなたは先週のトレードをプラス成績で終えることができましたか?
儲かった方も損してしまった方も、この週末に自分のトレードを振り返って、良かった点・悪かった点を見つけて改善につなげましょう。(今日は出勤だったので更新遅くなりました。楽しみにしていただいている読者の方、すみません。)
そして、相場認識をしっかりアップデートして今週のトレードにつなげていきましょう。
それでは、私の相場予想&戦略構築を題材にして先週の振り返りと今週の戦略構築をしていきたいと思います。
先週の振り返り<ファンダメンタル観点>
まずは、ファンダメンタル面からです。
主なトピック整理
6日「米経済指標、景気回復への懸念強まる」
ISM非製造業景況感指数が市場予想下回る
米景気回復の勢いピークアウトの見方強まる
7日「6月FOMC議事要旨公表」
金融引き締めが前倒しされるとの見方が後退
円が買われる場面あり
8日「世界主要株式相場下落」
米新規失業保険申請件数増加
景気回復鈍化懸念や金融緩和の長期化観測強まる
先週は大きなトピックは無かったのですが、株式市場も為替相場も大きく動きましたね。
最近はファンダメンタルによる動向分析は、個人的には後付け感が否めません。
この辺りはテクニカルできちんと見ていく必要があると感じています。
では続いて、テクニカルを見ていきましょう。
先週の振り返り<テクニカル観点>
まずは、ここまでの流れのおさらいです。
4月下旬からきれいな上昇トレンドが継続していました。下の日足チャートと説明文を交互に確認して、イメージを頭に入れておきましょう。
【4月初頭から約3週間】
110円台から107円台まで3円強の円高
【4月最終週】
ようやく反発に転じ109.7円付近まで円安
【5月初旬】
一転して108.4円付近まで円高
【5月中旬】
米物価指数を受けて109.7円付近まで円安
【5月下旬】
108.5円台で底堅い展開を継続
【6月初旬】
一時110円台まで円安加速
【6月上旬】
再び109円台前半まで円高
【6月中旬】
109円台前半で反発も110.9円抜けは達成ならず
【6月下旬】
109円台後半で反発、111円乗せ達成も勢い続かず
【7月初旬】
110円台半ばで底堅い動き、111円半ばまで円安
【7月上旬】
110円台半ば割り込み109円台半ばまで円安
【相場予想の振り返り】
先週末の記事で、以下のような相場予想としていました。
【相場予想】
・中期の目線はロング(買い)を維持
・短期の目線はショート(売り)
・円安方向
:111.6円台の攻防に注目。
上抜けなら112円台が視野に。
・円高方向
:直近では111円付近が下値抵抗になるかに注目
下抜けなら110円台前半までの円高は覚悟か
まず、円高方向からです。
目線は「ショート」
「111円付近が下値抵抗になるかに注目。下抜けなら110円台前半までの円高は覚悟か」としていました。
結果としては、7/5の終値で111円を割り込み、翌7/6には110.6円台まで円高になりました。
110円台半ばは強力なサポートラインと見ていましたので、ここでいったん止まるかと思ったのですが、7/7には110.3円台をつけると、7/8には一気に109.5円台まで割り込む展開になりました。
結果論としては戦略は正しかったが、実トレード時の判断を誤った形になりました。私もまだまだです…
次に、円安方向については、
「111.6円台の攻防に注目」としていました。
円安方向については、目立った動きはありませんでしたので、特に取り上げる点はありませんね。
【戦略構築の振り返り】
次に上記の相場予想を踏まえて、先週は以下のような戦略としていました。
【トレード戦略構築】
前半
・新規建値:111円台半ばまで段階的にショート
・利確:111円台から110円台半ばにかけて徐々に利確
・損切り:111.6円台を上抜け
後半
・週前半の結果でどちらかに抜けた場合に順張り
さあ、実際はどうなったでしょうか。
「111円台半ばまで段階的にショート」としていましたので、その通りトレードしていれば問題なかったのですが、私は111円台が一度は下値になると予想してしまったので、月曜日にロング戦略としてしまいました。これが失敗の始まりです…
そして、利確は「111円台から110円台半ばにかけて徐々に利確」としていました。もしショート戦略を取れていれば利益が出ていたでしょう。
そして、7/8には110円半ばを割り込むと109.5円台まで円高になりましたので、戦略としては的中していましたね。うーん、悔しいですが、よしとします。
今週のドル円相場予想&戦略構築
それでは、今週の相場予想・戦略構築をしていきましょう。
まず、中期的な目線はニュートラルに変更します。
買いと売りでポジション量に差をつけないということです。
先週、4月下旬から続いた円安トレンドラインを下抜けたことで、円安の勢いが低下して、横ばいや円高トレンドになる可能性が高まったと個人的には予想しています。
したがって、今週はポジション量は抑えつつ、レジスタンスやサポートがどの水準で明確になるのか様子を見る週にしたいと思います。
とはいえ、きちんと予想はしていきたいので、円安方向のレジスタンスラインは110円台前半から後半にかけて、そこを上抜けると111.6円付近に注目したいと思います。
一方で円高方向のサポートラインは、直近では109円台半ばから前半が機能するかに注目です。ここを下抜けるとかなり大きめの円高も警戒しないといけなくなる可能性が出てきます。具体的には107円台突入も視野に入れないといけないかもしれません。
上記の相場予想をもとに来週のトレード戦略構築を行っていきます。
目線はニュートラルでレンジ相場への移行を想定。
109円台半ばから前半は買い、110円台前半から後半にかけて売りで入る戦略にしようと思います。
まとめ
というわけで、来週の相場予想とトレード戦略をまとめると、以下の通りです。
【相場予想】
・中期の目線はニュートラルに変更
・短期の目線も同様。
買いと売りでポジション量に差をつけない。
・円安方向(レジスタンスライン)
:110円台前半から後半。次は111.6円付近に注目
・円高方向(サポートライン)
:直近では109円台半ばから前半に注目
下抜けなら107円台突入もありうるか?
【トレード戦略構築】
・レンジ相場への移行を想定
・109円台半ばから前半で買い、110円台前半から後半は売り
上記戦略はあくまで現時点での大まかな予想と戦略構築です。
今週は難しくなる予感がしています。ポジション量は抑えながら相場を楽しみたいと思います。
私のnoteでは、平日毎朝記事を更新して日々の値動きを反映した戦略構築を行っています。もしよろしければ毎朝記事を読んでいただけると嬉しいです。
さて、ここまでが私の戦略構築でした。
以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなので書き続けます。
私はFX歴16年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。
トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。
そして、成功を収めたときには自制が、失敗したときには改善が必要です。
そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを記録し振り返り、次に活かしていく必要があるんです。
最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築をご自分なりに立てて記録する習慣をつけてください。記録は手書きのノートでも何でも構いませんので、お金はかかりません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。実トレードが怖ければ、デモトレードでも構いません。デモトレードならノーリスクで始められますので、どうしょうか。やってみませんか?
「具体的な記録の仕方がわからない」という方がいらっしゃったら、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。
というわけで今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
また明日もお会いしましょう。さようなら。
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