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初心者でも分かる!熟練FXトレーダーのドル円相場予想&戦略構築(WEEK28)

こんばんは、成長おじさんです。
今週も1週間、お仕事・家事・育児おつかれさまでした。

あなたは今週のトレードをプラス成績で終えることができましたか?

儲かった方も損してしまった方も、この週末に自分のトレードを振り返って、良かった点・悪かった点を見つけて改善につなげましょう。そして、相場認識をしっかりアップデートして来週のトレードにつなげていきましょう。

それでは、私の相場予想&戦略構築を題材にして今週の振り返りと来週の戦略構築をしていきたいと思います。

今週の振り返り<ファンダメンタル観点>

まずは、ファンダメンタル面からです。

主なトピック整理
29日「コロナウイルス感染再拡大の懸念強まる」
 感染力が強いインド型(デルタ株)の感染拡大懸念広がる
30日「ADP雇用統計市場予想を上回る」
 前月比69万2000人増(市場予想:55万人増)
 米労働市場の堅調な回復が続いているとの見方強まる
1日「英中央銀行総裁の講演を受け、ポンド売り・ドル買い進展」
 金融政策正常化は急がないとの見方拡大。ドル買いは対円まで波及。
 「ISM米製造業景況感指数には反応薄」
2日「雇用統計発表。早期の金融引き締め観測が後退」
 非農業部門雇用者数:前月比85万人増(市場予想:70万6000人増)
 失業率:5.9%[前月比0.1ポイント上昇](市場予想:5.6%)
 ⇒雇用回復は鈍いとの見方から早期の金融引き締め観測が後退。
 ⇒円買いの流れが生じた。

今週はなんと言っても「米雇用統計」でしたね。

労働参加率は61.6%で、コロナウイルス禍前の水準を依然大きく下回っており、失業率も市場予想を下回っていたことから、早期の金融引き締め観測が後退して、円買いの流れが出たと報道されています。

しかし、この動きは平日の記事で「注目指標発表前に既に相場が動いている時は、指標発表後の逆方向への動きに警戒しておきたい」とお伝えしていたとおりで、ある程度は予想できたことかなと思います。

続いては、テクニカルを見ていきましょう。

先週の振り返り<テクニカル観点>

まずは、ここまでの流れのおさらいです。

きれいな上昇トレンドが継続していますよね。
下の日足チャートと相互に確認して、イメージを頭に入れておきましょう。

ドル円日足チャート20210703 (1)

【4月初頭から約3週間】
 110円台から107円台まで3円強の円高
【4月最終週】
 ようやく反発に転じ109.7円付近まで円安
【5月初旬】
 一転して108.4円付近まで円高
【5月中旬】
 米物価指数を受けて109.7円付近まで円安
【5月下旬】
 108.5円台で底堅い展開を継続
【6月初旬】
 一時110円台まで円安加速
【6月上旬】
 再び109円台前半まで円高
【6月中旬】
 109円台前半で反発も110.9円抜けは達成ならず
【6月下旬】
 109円台後半で反発、111円乗せ達成も勢い続かず
【7月初旬】
 110円台半ばで底堅い動き、111円半ばまで円安

【今週の相場予想の振り返り】
先週末の記事で、以下のような相場予想としていました。

【相場予想】
・中期の目線はロング(買い)を維持
・円安方向
 :目線を下げて最大で111.4円台あたり
・円高方向
 :110円付近から109.9円台を割り込まないことが重要
  下抜けなら108円台後半まで円高も覚悟か

まず、円高方向からです。
目線は「ロング」
「110円付近から109.9円台を割り込まないことが重要」としていました。

結果としては、6/30の110.32円が安値でしたからドンピシャとまでは行きませんでしたが、重要ポイントと見ていた水準を割り込むことはありませんでしたので、悪くはないと思います。

次に、円安方向については、
「目線を下げて最大で111.4円台あたり」としていました。

結果としては、雇用統計を前にして111.65円まで円安が進みましたね。
こちらもドンピシャとまでは行きませんでしたが、ほぼ的中と言ってよいかと思います。

【今週の戦略構築の振り返り】
上記の相場予想を踏まえて、今週は以下のような戦略としていました。

【トレード戦略構築】
・新規建値:110円台半ばから109.9円付近まで段階的にロング
・利確:111円台から徐々に利確
・損切り:109.9円台を下抜け

さあ、実際はどうなったでしょうか。

ドル円4時間足チャート210703 (1)

「110円台半ばから新規建値を行う」としていましたので、全力とまでは行きませんが買いポジションを持つことができましたね。滞在時間が長かったことも買い増しの一因となりました。
そして、利確は「111円台から徐々に」としていました。結果的には111円半ばまで引っ張ったほうが良かったのですが、いつもそうなるとは限りませんので、実戦上の戦略としては徐々に利確する判断で良かったと思います。

【ワンポイントアドバイス】
さて、今回は「段階的な注文の仕方」についてです。
トレードは分散してエントリーすることが大事です。
分散させることで、平均取得単価を下げる事ができるので、トレードで最も大切な「精神の安定」に寄与します。
具体的には、初心者の方であれば10銭刻みなど一定間隔で買い下がるトレードで良いと思います。慣れてきたら短時間足のチャート分析結果や今回のように下値抵抗として寄与した回数といった"時間の要素"を、ポジション量の調整要因に組み入れてみることをおすすめします。

今週のドル円相場予想&戦略構築

それでは、今週の相場予想・戦略構築をしていきましょう。

ドル円4時間足チャート210703 (1)

まず、中期的な目線はロングのまま据え置きです。

しかし、短期的には円高を警戒したいです。
具体的には直近では111円付近が下値抵抗になるかに注目したいです。
もし、割り込んだ場合は110円台半ば〜前半くらいまでの円高は覚悟しなければならないかもしれません。
さらに、もし110円台前半も割り込んでしまった場合は、107円台後半も視野に入れないといけないかもしれません。

次に円安方向は、111.6円台の攻防に注目する必要があるでしょう。ここを超えてくると112円台が見えてくるという状況かと思います。

上記の相場予想をもとに来週のトレード戦略構築を行っていきます。
来週は前半・後半に分けたいです。
前半は短期目線はショートということで、111円台半ばまで段階的にショートポジションを建てていき、111.6円台を抜けたら損切りという戦略がよいと個人的には思います。
ただ、円高方向に関しては、ポジション量は少なめでよいかと思います。なぜかというと、中期的な目線はロングですので逆張りとも捉えることが出来るからです。
また後半は、週前半の結果でどちらかに抜けた場合に順張りする戦略で臨みたいと思います

まとめ

というわけで、来週の相場予想とトレード戦略をまとめると、以下の通りです。

【相場予想】
・中期の目線はロング(買い)を維持
・短期の目線はショート(売り)
・円安方向
 :111.6円台の攻防に注目。上抜けなら112円台が視野に。
・円高方向
 :直近では111円付近が下値抵抗になるかに注目
  下抜けなら110円台前半までの円高は覚悟か
【トレード戦略構築】
前半
・新規建値:111円台半ばまで段階的にショート
・利確:111円台から110円台半ばにかけて徐々に利確
・損切り:111.6円台を上抜け
後半
・週前半の結果でどちらかに抜けた場合に順張り

上記戦略はあくまで現時点での大まかな予想と戦略構築です。
天気予報と同じで遠い未来になればなるほど、的中確率は下がります。そのため、平日毎朝記事を更新して日々の値動きを反映した戦略構築を行っています。もしよろしければ毎朝記事を読んでいただけると嬉しいです。

さて、ここまでがFX歴12年の私の戦略構築でした。
実は私もFXを始めた頃は、なかなか勝てずに悩んでいた時期がありました。
しかし、トレードの振り返りと戦略構築を、週末と平日朝に行うようになってから、大きく負けることが少なくなったので、徐々に成績が安定していきました。

なぜ「トレードの振り返りと戦略構築」が大事なのかというと、トレードは成功もあれば失敗もあります。そして、成功を収めたときには自制が、失敗したときには改善が必要です。
そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを記録し振り返り、次に活かしていく必要があるんです。

最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築をご自分なりに立てて記録する習慣をつけてください。記録は手書きのノートでも何でも構いませんので、お金はかかりません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。実トレードが怖ければ、デモトレードでも構いません。デモトレードならノーリスクで始められますので、どうしょうか。やってみませんか?

「具体的な記録の仕方がわからない」という方がいらっしゃったら、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。

というわけで今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

また明日もお会いしましょう。さようなら。

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