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【私立】みんなで作る!おとなの投資小学校−1年生1学期「投資の意味を正しく理解しよう」

みなさん、こんにちは。成長おじさんです。

前回は「お金とは何か」と題しまして、私のお金に対する価値観を共有させていただきました。

今回の記事は、私のお金に対する価値観に一定の共感をいただき「大人の投資小学校」に入学を決めた方(マガジン購読者)向けに発信したいと思います。

まずは、入学いただきありがとうございます。

今回からは、いよいよ「投資」の話をしていきたいと思います。

投資とはなにか?

さて、みなさんは「投資」の正しい意味をご存知でしょうか?

私が過去に相談を受けた方たちの傾向からすると、投資に対する認識は否定的なものが大半です。

 ・怖いもの(損する、借金する)
 ・手を出してはいけない(人生が台無しになる)
 ・ギャンブル(勝ち負け)
 ・お金持ちがやるもの(庶民には関係ない)

もし、あなたもここに挙げた例と同じような回答を思い浮かべたのなら、大変恐縮ですが・・・

「その答えは間違っています。完全に時代遅れです。」

しかし、ご安心ください。それはあなたのせいではありません、知らないだけなのです。

なぜなら、現在の日本ではお金や投資に関する教育を受けないまま大人になってしまうからです。私も15年前に株式投資を始めて「投資」を真剣に学ぶまでは同じ考えでした。

おとなの投資小学校で卒業まで授業を受けて(記事を読んで)いただくことで、投資に対してニュートラルな考え方を持っていただけるよう、丁寧に誠心誠意説明していきたいと思います。

「投資」の正しい意味

まずは答えを申し上げます。
投資とは「将来の資本を増加させるために、現在の資本を投じる活動/行為のこと」です。

自己投資とは「自分を成長させるために、現在のお金や時間という資本を投じること」、金融投資とは「投資先の価値を増加させるために、現在のお金という資本を投じること」です。

私達が生きている日本は、ご存知の通り資本主義社会です。資本主義社会は資本を増やしていくことを第一として社会が成り立っています。
ですから、資本を増やす行為を否定した生き方は、圧倒的に不利なんです。

資本主義社会を生きているからには、その流れに沿った行動をとったほうが楽に生きられると思いませんか?

どうか投資に対する否定的で偏った考えは、いったん忘れてください。本来、投資とはもっと健全なものなのです。

なぜ日本人は投資をしないのか

「そんなこと言われても、幼い頃から投資は危ない」「絶対にやってはいけないと両親から教わった」と思われる方がいるかも知れません。

そうですよね。私も同じです。

私達は幼い頃から「祖父母や親の言うことをよく聞いて守るように」と教わってきました。この教えは素晴らしいと思いますし、否定するつもりは全くありませんが、完全に見落としてしまっているのは「昔と今は明らかに時代が違っていて、さらに変化のスピードがどんどん速くなっている」という点です。

あなたは、祖父母やご両親が生産労働世代であった高度経済成長時代(1954年から約20年間)やバブル期(1985年から1991年)の預金金利が、どれくらいだったのかご存知でしょうか。

高度経済成長期には普通預金で3.0%(1974年)、定期預金で5.0%(1991年)の金利が付いた時期があったんです。

その後のバブル期には普通預金で2%、定期預金で6%の平均金利が付いていました。郵貯の定期貯金の金利なら8%もあったんです。

インフレ率が現在とは違いますので単純比較はできませんが、年利8%で複利運用できれば、わずか9年で元本を2倍にすることができます。

私の親も、ゆうちょの定期貯金を契約していたのを覚えています。

もし今も同じ状況であれば、預金だけで十分です。私もリスクを取って投資することを勧めていたりはしないでしょう。

あなたが両親や祖父母から教わった投資に対する考えは

・インフレに伴う所得アップ
・高金利金利による資産増
・手厚い年金制度
・終身雇用に伴う退職金

という時代背景の中で生まれたものだったのです。

あなたの両親や祖父母が生産労働世代だった頃は、投資をしなくても預金だけしていればよかったということです。

これからも投資をしないとどうなるのか

ご存知のとおり、現在の銀行の普通預金の金利は、わずか0.001%です。元本が2倍になるまでに、なんと72000年もかかります。

さらに、少子高齢化による社会保障費増加により、私たち生産労働世代の手取り収入は年々減少しています。

例えば、2002年時点からの15年間で年収500万円ならば35万円、年収700万円ならば50万円よ減少しているのです。

こんなにも時代は変化しているのに「資産形成のやり方は変えない」だなんて、おかしいとは思いませんか?

それでもまだ、30年以上昔の常識を信じてコツコツ預金がよい思う方は、どうぞ預金だけで資産形成していただければいいと思います。
ですが、相当厳しい道のりになるであろうことは覚悟しておいたほうが良いでしょう。

以上、今回は「投資の正しい意味」と「日本人の投資に対する意識がもたらす危機」について紹介させていただきました。

次回予告
「投資を始める前に必ずやるべきこと」

次回は投資で失敗する方はほぼ確実にやっていない、ある重要なポイントについての話について解説させていただきます。

現在、「みんなで作る!おとなの投資小学校」という企画を始めています。
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それでは、また明日もお会いしましょう。

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