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熟練FXトレーダーのドル円相場予想&戦略構築(2021年5月第2週)

先週のドル円は一見すると単なる横ばいの展開に見えますが、大注目の一週間だったと思っています。来週に向けて相場認識をアップデートしていきましょう。

先週の振り返り

それでは、先週の状況を振り返りましょう。

<ファンダメンタル観点>
まずは、ファンダメンタル面からです。

主なトピック整理
・インドやブラジルなどでコロナ感染拡大
・テーパリング開始時期を巡る要人発言
・資源の高騰に伴う資源国通貨買い継続
・市場予想を大幅に下回った米雇用統計

先週金曜日に発表された4月米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比26.6万人増と予想の97.8万人増を大きく下回り、失業率も6.1%と予想の5.8%より弱い内容だったことが分かると、長期金利の低下とともにドル売りが進行。一時108.34円まで円高となりました。
現在はワクチン普及による経済早期正常化への期待が高まっています。そのため、こうしたネガティブニュースには敏感に反応する状況が続くだろうと思っています。

<テクニカル観点>
次に、テクニカル面です。
現在の日足チャートの状況をみていきましょう。

ドル円日足チャート20210508

まずは、先月からの流れのおさらいです。
4月初頭から約3週間は円高トレンドが継続。
先々週はようやく反発に転じたという流れでした。

そんな中で迎えた先週は、反発の継続性に注目。損切りポイントを変更してまで設定した反発目処は109.6円台でした。そして、先週の高値もまた109.6円台と予想通りの展開となりました。

そして、109.6円を抜けきれなかったことで、108.6円台まで円高が進んだと見ることができると思います。

今週の相場予測・戦略構築

それでは今週の相場予測・戦略を考えていきましょう。

今週はまずは108円台に注目したいです。108円半ばから108円付近には抵抗線が集中しているため、反発となる可能性があると見ています。ここを下抜けると106円台まで円高となる可能性も十分あると思います。

反対に上方向はというと、やはり109.6円台が超重要
相変わらずとの認識です。109.6円台を超えてくると短期指標も円安転換と考えています。

まとめるとこんな感じです。

・円安方向:109.6円超えられるか?
・円高方向:108円台下抜けると106円台か?

日々の細かい戦略構築に関しては、平日に毎朝記事を更新していますので、もしよろしければ読んでいただけると嬉しいです。

さて、明日は日曜日で市場は休んでいます。
FX・株式など何かしらの投資・投機目的でトレードされている方は、ぜひ来週の戦略構築を練ってみてしてみてください。もし継続的に実践することができれば成績は必ずついてきます。

そして、FXのことでわからないことなどあればコメントください。記事にして回答させていただきます。質問箱なら匿名で質問できますので、よろしくお願いします。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

また明日もお会いしましょう。さようなら。

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