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個人情報の漏えいで賠償金も!?

こんにちは!事務員K子です。
今日は最近見かけた「情報漏えい」ニュースをピックアップしてみました。

「新型コロナウイルス感染症に関する個人情報490件を誤って掲載」(愛知県)

■概要

・2020年5月に個人情報漏えい
・「新型コロナウイルス感染症に関する本来公開すべきでない患者氏名、入院先医療機関等の個人情報」が情報漏えい
・公開後1時間後にファイル削除を行ったが、既に閲覧した県民から通知を受け個人情報の流出が確定

■対応内容

・賠償金の支払い(氏名掲載者:4万円/人、非氏名掲載者:2万円/人)
・対象者へのお知らせと承諾書の返送依頼
・ダブルチェック等の徹底

■K子の所感:『 損害賠償!?』

「賠償金支払い」という対応をした個人情報漏えいのケース。
『個人情報の漏えいとなってしまい、申し訳ございませんでした』だけではない対応を行い、今後の「個人情報漏えい」事案に一石を投じる「前例」となったように思います。



「新型コロナウイルス感染陽性者約9,500人分の情報漏えい」(福岡県)

■概要

・2021年1月に個人情報漏えい
・「新型コロナウイルス感染陽性者の氏名、居住地、年齢、性別、症状等(以降、個人情報と略す)」が情報漏えい
・情報漏えいした個人情報は、約9,500人分
・1か月間、誰でも閲覧可能だった
・メールの誤送信が発端で、システム設定の不備が顕在化

■対応内容

・対象者に事実関係のお知らせと謝罪
・個々のファイルへのアクセス状況を調査
・再発防止策は検討中

■K子の所感:「1か月間も情報漏えいしたまま・・・」

約9,500人分という件数もさることながら、約1か月閲覧可能な状態であった。
先の愛知県の情報漏えい事案のおける「賠償金支払い」という前例があるので、対応について引き続き注目している。

スピード感と利便性を求めてITを取り入れてみたものの、思わぬ落とし穴に。。。きっと現場は混乱を極めた事でしょう。
新型コロナウイルスで「てんやわんや」の医療機関は「泣きっ面に蜂」。

クリック一つで謝罪と賠償に繋がるかもしないと思うと、マウスを持つ手も震えますよね。

世の中は、簡単・便利を求めていますが、使い方によっては手痛い事故に発展します。

自分たちが利用する簡単便利な ITツール や ITサービス、上手に使いこなしたいですよね。

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