ほろ酔い日本シリーズ、ベイスターズファンの遠吠え。
日本シリーズたけなわだ。
どの試合も接戦で、
これぞ野球の醍醐味と言えるような緊迫した好試合ばかりである。
(昨年までは読売が2年連続4タテをソフトバンクに食らうという、これはまた別の意味で時代のうつろいを痛感させられる面白いシリーズであったが)
蚊帳の外だ。ああまったく蚊帳の外だ。缶酎ハイを片手に独り言ちる。
来年こそ、と言いながらはや23年。
ベイスターズは12球団で
最もリーグ優勝から遠ざかったチームになってしまった。
親会社が変わり好選手も入団した。
今年の打線も3割越えの選手が何人いたのだろう。
でも結局勝てなかった。
以前の記事で、勝てないのは結局「運」だと書いた。
振り続けなくてはならないサイコロの眼が
何度目かにたまたま望むのと違った目が出てしまうだけだと書いた。
この昨年最下位同士の日本シリーズを目の当たりにして
なおさらその思いを強くする。
どの球団だってちょっとしたチャンスで頂点に立てるのだ。
そして今年ベイスターズはコーチ陣を一新した。
石井琢朗、鈴木尚典、斎藤隆、相川亮二。。
98年戦士がこぞって集結する。
あの時にあって、
今のベイスターズに足りないものをすべて注入してくれるはずだ。
塁を盗むこと、必要な場面で走者を送ること、
最低限のバッティングをすること、
打者と駆け引きすること、無駄な四球を与えぬこと、
自信をもって投げ込むこと、パスボールをしないこと。。。(笑)
そう、来年こそは、来年こそは。
親戚が選手になっているわけでもないのに、
勝ったからといって自分に利益が出るわけでもないのに、
地元であるからというだけで応援し始めたこのチームが、
いつの間にか私の人生の中で大きなウエイトを占めるようになっている。
燕も猛牛も頑張れ。いい試合を観せてくれて感謝だ。
選手たちの躍動を見て、来季にまた希望を抱くのだ。
来年はあなたたちにとって代わってその舞台に立つのだと意を強くする。
イイ感じで酔いが回ってきている頭で。
98年に2本買って、
残った1本は次の優勝時にあけようと決めた記念のワインボトル、
早く飲まないと腐っていたりしないかなあ。
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