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使い込むほどに風合いが増す、斬新なデザインも魅力の南部鐵器

岩手県盛岡市を代表する伝統工芸品である南部鐵器(なんぶてっき)。繊細な鋳肌と重厚な味わいのある着色が特徴です。その歴史は古く、約400年前より文化に造詣の深い代々の南部藩主に保護育成され、今日まで受け継がれてきました。

A)鉄瓶 9型姥口亀甲

南部鐵器を代表する鉄瓶『鉄瓶 9型姥口亀甲』。
使い込むほどに風合いが生まれ、お湯の味わいも
優しくまろやかになります。

明治35年に創業した「岩鋳」(いわちゅう)は、110余年にわたり、伝統の技を守りながらも、常に生活の中に溶け込み、本物だけが持つ味わいとぬくもりを感じさせる製品をつくり続けています。

中でも代表的な鉄瓶は、64から68の工程があり、釜師と呼ばれる職人がそのほとんどを手作業で製作しています。伝統工芸士に認定されている職人もいて、伝統的な技術と品質を守りながら、現代のライフスタイルにあった、独創的なものを手掛けています。

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どのような鉄瓶をつくるかデザイン・図面化した後、
大きさに合った素焼きの型に、
鋳物砂と粘土汁を混ぜて型をつくります。

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挽きあげた胴型が乾燥しない間に文様を施します。

また同社には、南部鐵器唯一の一貫生産工場があり、安定した高品質の工芸品を生産。製造技術の改良と斬新なデザインをつくり出すことで、日本だけでなく、欧米やアジアなどの海外にも販売し、世界に南部鐵器の魅力を伝えています。

カラー急須イメージ

カラーバリエーションが豊富な急須。

kirinuki)蚊遣り3色

夏の風物詩の一つでもある『蚊遣り 雫』。鉄製なので安定感も。

曳舟 すみれ

和風とモダンが融合した急須『曳舟(すみれ)』

四季の香炉

四季折々の風情が感じられる『四季の香炉』。

岩鋳
岩手県盛岡市南仙北2-23-9
https://iwachu.co.jp/

上記の記事は「和風住宅23」の特集・和のある暮らしに掲載しています。そのほかにも、和の空間にあう小物を紹介していますので、ぜひご覧ください(^^)/

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