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自然の恵みを生かし、暮らしを豊かにする建築家がつくる平屋

SO上質な日本のすまい創刊号の特集は、「これからの平屋」。建築家の事例として、5人の建築家(堀部安嗣さん、伊礼智さん、堤庸策さん、鈴木宏幸さん、岩瀬卓也さん)の平屋を紹介しています。
どんな平屋が掲載されているのか、ちょっとだけここでお見せします!

表紙にも掲載している堀部安嗣さん設計の「避暑地の家」。大きな樹木が点在する、自然そのままの地形を生かす形で計画されました。パブリックな広間は人が集まりやすい円形に近い六角形にし、プライベートな場は四角形部分に納めています。

大きな樹木の中に溶け込む「避暑地の家」

アトリエ137一級建築士事務所の鈴木宏幸さん設計の「軽井沢の家」は週末住宅。施主は自然と調和し、年を経るごとに味わいを増すような和のテイストを希望されたそう。ゆったりとした敷地にL字に配置され、パブリック棟はウォルナット系の落ち着いた色調、客室棟は和室のもつ白木の風合いを生かしたインテリアになっています。

パブリック棟と客室棟の間に設けられたフリースペース(軽井沢の家)

外から居住空間が見えないようにプライバシーを確保した「丹波の家」は、Arbolの堤庸策さんによる設計の平屋。①都会的な暮らし、②長閑な田園風景、③中庭につくる雑木林の3つの風景をコンセプトにしています。リビング・ダイニングと接続するデッキとプライベートな中庭により、内と外との一体感と奥行きが感じられます。

玄関土間から見たLDKとデッキ+中庭(丹波の家)

「和風住宅」「和MODERN」シリーズとして新創刊した『SO 上質な日本のすまい』。上質な暮らしを望む人、長く受け継ぐ住まいを検討している人に向け、多くの人があこがれを抱くような美しい日本の住まいをセレクトしています。ぜひ書店にてお手に取ってご覧ください!