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BOOKS 家づくり・住宅・設計・暮らしの本

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家づくりに関連する書籍を紹介。目次と一部コンテンツをnoteで限定公開しています。
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#設計

周囲に広がる自然や庭を借景として楽しむ豊かな住まい

居心地のよい住まいの条件のひとつとして、庭や周囲の自然をうまくとりいれることがあげられます。「SO上質な日本のすまい2」に掲載中の、そんな自然を室内からも感じられる住まいをピックアップ。 住宅街にあるとは思えない緑あふれる3世帯が暮らす住まいは、敷地の真ん中に森(中庭)をつくり、それを囲むように各棟が配置されています。四季折々に花や実をつけ、表情を変える森はどの世帯からも見ることができます。また、身体を動かすことが大好きなご家族のための本格的な体育館もあり、バスケットボール

コンクリート構造物の長寿命化を実現する電気防食工法の基本を学ぶ

コンクリート構造物は適切に設計・施工・維持管理すれば、極めて長持ちします。しかし、適切な管理がされず、想定以上の厳しい環境下の場合など、劣化が生じ、補修・補強などの対策が必要になります。コンクリート構造物の劣化の原因でよく見られるのが塩害。これによりコンクリート中の鉄筋、鋼材が腐食するという問題が起こります。その対処法のひとつとして頼りになるのが「電気化学的防食工法」です。 電気防食工法とは、電気化学的作用によってコンクリート中の鋼材腐食の進行を直接的にコントロールする工法で

自然と暮らす住まい・別荘を特集した「SO上質な日本のすまい2」発刊!

これからの上質な日本の住まいのあり方と実例を提案する書籍「SO上質な日本のすまい2」が11月17日に発売しました。 特集は、『自然と暮らす住まい・別荘』。リモートワークやテレワークの活用などで働き方が多様化し、新たなライフスタイルに注目が集まっています。在宅時間が増えたことで住環境は見直され、また都会の自宅とは別に生活拠点を構える「2拠点居住」や「別荘」の需要が高まりました。 今号では、自然をふんだんに取り入れた住居と別荘、セカンドホームを特集。巻頭では建築家・岸本和彦さん

【住宅建築本】建築学生・建築業の新入社員のみなさんへおすすめ書籍7選

この春から住宅建築系の道へ進まれたみなさんに、家づくりに関してわかりやすい解説本から現場で役立つ本まで、おすすめの7冊を紹介します。 読んですぐに実践のときがくるわけではありませんが、身につけた知識は糧となり貴重な戦力になります。いずれも住宅建築・設計の本ですので、書店でみつけたらぜひ手に取ってみてください。 1『お金と健康で失敗しない 間取りと住まい方の科学』 設計をするのなら、今の家づくりにおいてこれだけは知っておきたい基礎知識が満載。省エネ住宅のプロ・松尾和也さん

どんな家なら「お金」で失敗せずに「健康」に暮らせるのか?「お金と健康で失敗しない 間取りと住まい方の科学」

「家相」や「風水」は昔の人々の長年の生活体験や知恵に由来することが多く、必ずしも現代にそのまま当てはまるわけではない――エコハウスの設計に長年取り組み、数多くの経験から導き出した設計の法則と住まい方を、設計者の視点でわかりやすく解説。これから家づくりをする人に向けては「建てる」、豊かに暮らすための住まい方や設備の選び方については「暮らす」の2章立てで、家づくり(設計手法)だけではなく住まい方にも焦点をあてた一冊です。 ★著者松尾和也さんによる本書の解説 ★書籍のお求めはA

信州・長野県で叶える家づくり。新刊『信州の建築家とつくる家17』3/31発売①

信州・長野県で活躍する建築家の家づくりを紹介する『信州の建築家とつくる家』のシリーズ最新刊が、2022年3月31日に発売します。 すっかり定着してしまった「巣ごもり生活」。 あらためて住まいの大切さを実感するとともに、住環境に求めるものも以前とは変わってきたのではないでしょうか。 そこで新刊『信州の建築家とつくる家17』では、「敷地を読み解く」というテーマを通して、豊かな住まいの環境を考えます。 住宅の敷地は千差万別。本誌では3つのキーワードから、敷地の形や立地条件だけ

【住宅建築本】建築学生・建築業の新入社員のみなさんへお勧め書籍jimosumu6選

春から建築学部に入学された学生のみなさん、おめでとうございます。 建築学生として、夢に向かって、これからたくさんの知識や経験を積まれることでしょう。 夢を叶えて建築業に就かれた新入社員のみなさん、おめでとうございます。 建築は、日々の暮らしを支える大事な基盤。これから多くの日常の幸せを支えていかれることでしょう。 家づくりの設計実務や業務に就いたとき、きっと役立つ住宅建築の関連書籍を6冊お勧めします!本を読んですぐに実践のときがくるわけではありませんが、知識は糧と

待望の新刊!伊礼智の住宅設計作法Ⅲ「心地よさの ものさし」1月30日発行

人気住宅建築家の伊礼智氏が、自身の設計について文章・イラストともに書き下ろした一冊。近年の住宅設計では欠かせない「性能と意匠」を両立させた8軒の住宅を、写真と図面、ポイント詳細図、性能まで紹介しながら、それぞれの設計時の苦労や失敗談、心を打たれたエピソードなどを交えました。 <本書より> 設計において、いくつもの自分なりの「ものさし」(判断基準)が必要となってきます。その「ものさし」は数字で表せる明快な「物差し」もあれば、数字には表せないけれど、自分の経験の中から創り上げて

家を建てる前に。家づくりの本

マガジン「BOOKS 家づくり・住宅・設計関連の本」では新建新聞社発行の家づくり関連本を紹介しています。いずれも家を建てる前に読んで欲しい本ばかりですが、今回は新築で家づくりを考えている人向けの5冊を紹介します。 01.家づくり考え始め期・あたらしい家づくりの教科書 ・だん 暖か・団らん・高断熱住宅 家づくりを考え始めた人へのとっかかりとしておすすめなのは『あたらしい家づくりの教科書』と『だん』です。 『あたらしい家づくりの教科書』はこれからの家づくりに欠かせない視点、

心地よさを追求した設計職人が手掛けた住宅の魅力『建築家・永田昌民の軌跡 居心地のよさを追い求めて』

時代を超えて静かに感動を与え続ける力をもつ、故・永田昌民(ながた・まさひと)さんの住宅の魅力を、様々な角度から読み解く一冊です。生涯164もの住宅を手掛け、今なおその住宅の魅力と人となりが語り継がれる建築家・永田昌民さん。あまり多くを語らなかった永田さんが設計した住宅の魅力はどこにあるのか、「居心地のよい家」を追求し続けた永田さんが設計をするうえで何を考え、どう表し、どう伝えていったのか――。 永田さんが設計した住宅の実例紹介を、「プロ(建築家/専門家)の視点」「施工者

日本の伝統建築の手法を駆使した住宅が満載。写真と解説で魅せる『和風住宅』

日本の伝統建築の美しさを継承する「和風住宅」の魅力を伝える書籍です。 1996年創刊以来(本書で25冊目)、歴史的建築物をはじめ、建築家が手がける住宅、地域に根差した工務店が建てる住宅を、写真や図面と解説文で紹介。良いものをつくり、長く引き継ぐ和風住宅のこころを伝え続けてきました。 新刊のvol.25から建築家事例の掲載内容をリニューアルし、平面図・矩形図を大きくするとともに、外部・内部の仕様詳細も掲載しました。より工務店実務者にも役立つ内容になっています。 巻頭特集

住まい手もつくり手も“だから高断熱住宅にするべきなのか!”が腑に落ちる『エコハウス超入門(松尾和也著)』

長年エコハウスの設計に取り組み、経験をふまえた理論的な設計手法を確立する松尾和也さん。本書はその手法を体系化し、分かりやすくまとめた新刊です。エコハウスに関心のある設計者や現場監督、営業マンなど住宅に関わるすべての実務者が知りたかった情報が満載。これから家づくりを考える住まい手も、本書の内容を知っておけば工務店選びの基準ができます。 タイトルの「超入門」は「非常に簡単」という意味ではなく、「これだけ網羅している入門書はないだろう」という意味での「超入門」です。エコハウス