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美しいことはすべて現場で起きている

こんにちは、自問自答ファッション通信です👗

私はお客さまと一緒にファッションを考えたり、洋服を買いに行ったりするのが仕事です。毎日目を輝かせて美しいものを見ています。ぜひこの「外に出にくい時期」が終わりましたら、外に行って新しいものや美しいものを見ていただきたいと思い、未来の皆さまへ希望のメッセージを綴りました。ぜひ読んでくださいませ。

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美しいことはすべて現場で起きている

ここ数日、お客さまと買い物に行くたびに感じるのは「インターネットの世界で見るよりも美しい世界」があることです。仕事や家庭に追われて「ショッピングをする時間がない!」と言う方も多くいらっしゃいます。そしてそんな方によりそってくれるのがオンラインショップだと言うことも重々わかっております。それを承知であえて言いたい「美しいことはオンラインで起きているんじゃない、売場で起きているんだ」ぜひ現場の魅力を感じてください。

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服や靴やバッグは、ヴェルサイユ宮殿

私は小さな頃から雑誌の中にある「美しい世界」を切り取ってスクラップして集めてきました。それはそれはきらびやかで豪華絢爛美しい世界でした。大人になって百貨店に就職したのも「美しい現場を目で体感したい」と感じたからです。百貨店やブランドの路面店は私にとってはヴェルサイユ宮殿のように輝かしいものです。「リアルのが数千倍美しい」と思いますし、実際に五感で感じるのが大切だと思っています。


ロスコルームに行ったことがありますか?

DIC川村記念美術館のロスコルームに行ったことがありますか?私はここが大好きで、年に一度は訪れるようにしています。これがもう口では到底表せない感動なのですよね。あえて言うならば「生きとし生けるものの感情を密にする部屋」と言いますか、自分の普段の考えがブルガリアヨーグルトだとしたら一気にパルテノになるくらいの濃い時間なのですよ(伝われ〜〜〜)

ぜひ一度体感してください。損はさせません。そう、何が言いたいのかと言うと現場で感じないとわからないことがあるよと言うことです。(体感したことのある方にだけ伝わると思います。)

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ショッピングも同じ

どんなにあなたが本で読んだファッション知識と、作りあげられた完璧な妄想コーディネートがあったとしても「服を着ると言う体験」に勝るものはありません。「 案ずるより産むが易し」「書を捨てよ町へ出よう」「打たぬ鐘は鳴らぬ」「行動無き計画は消え去る夢に過ぎないことを悟りなさい」何でもいいんですが、とにかく行動です。ファッションの話でいくと「憧れは試着できるときに着ろ」もしくは「シャネルは持てるときに持て」とかですかね。

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己はバーチャルではない

私はできるだけ「オンラインショップ」で服を買わないようにしています。己はバーチャルではなくリアルだからです。思念だけではなく肉体を持っています。平面ではなく立体です。肌触り、着心地、目で見た質感、自分の体型にあっているかどうか、または自分のワードロープと合うかどうか、オンラインでは全部がわからないのが実情です。アバターに着せているのではなく人間に着せているのが服です。厳しいことを言うようですが、おしゃれになりたいのであれば絶対に試着をしたことがない服をオンラインで買ってはいけません。時代と逆行している?店がない地域はどうするの?と、様々な意見があると思いますが、もろもろを踏まえてあえて言っております。私は1年間を3セットの服で過ごしております。365日分の服を選ぶのに売っているところに出向いて1日使ったっていいと思うのですよね。日頃はスタバでの自問自答でバーチャルの世界を駆使して洋服を選んでいただき、買うときはリアルワールドで買いましょう。

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ルブタンは実際に履いたら痛い

「一生に一度はクリスチャンルブタンの靴が欲しい!」と考えている乙女達に質問です。「ルブタンの靴、履いたとこありますか?」「マノロは?」「ジミーチュウ は?」「セルジオロッシは?」私はどれも履いたことありますが、足に合わなくてめっちゃ痛いので憧れるのを一時中止しました(笑)憧れって怖いのです。もちろん「セルジオロッシは走れるヒール!」「私はマノロが合うな〜」と言う方も多いと思いますが、合わないものを焦がれていても、もったいないなと思っています。憧れがあったらどうにかして実際に身につけて見ましょう。ぴったりきたら手に入れるために頑張りましょう。

ピーカブーは実際持ったら重い

靴について触れましたが、バッグでも同じです。みなさま憧れのフェンディのピーカブー、そしてエルメスのバーキン。重いです。かなり重いです。(改良されて少し軽めのものも販売がはじまりましたが)これに関しては解決策を見つけました、そう「筋トレ」です。痛い靴は履けませんが重いバッグは筋力を身につければ持てる気がします。乙女諸君、バッグは憧る前に持って見ましょう。そして、身につけるべきは「金力」だけでなく「筋力」であることを自覚しましょう。または「車移動できるような通勤力」でも良いですね。とにかくリアルに体感してみることが大事です。

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憧れていた真っ赤なワンピース

私が大学生の時にとっても欲しかった真っ赤なワンピースがありました。その当時学生の私にはとても高価で、一生懸命バイト代を貯めて買いに行きました。試着をした時に鏡を見てめちゃくちゃ似合わなくて大爆笑したのですが、その時感じたのは「最初に見つけた時、ちゃんと試着していればよかった!」と言う気持ちでした。今思えば売り切れていなくて本当に良かったです。だって売り切れていたら一生「あの時欲しかったけど買えなかったワンピース」として憧れを消化できないまま引きずってしまったでしょうから。「付き合えなかった相手」よりも「一回デートに行ったけど性格が合わなくて付き合わなかった相手」の思い出の方が後悔しないですよね。洋服も「今は買えないから」と見ているだけにしないで身につけてみるのが大事です。

一度でいいからそんな服着て見たかった

私が年に数回言われる言葉です。私はごくごく普通の服を着ていますが、そんな風に言っていただくことがあります。嬉しいのですが「じゃあ一度着てみようよ!」と思ってしまいます。誤解を恐れずに言えば、着るのはタダです。セリーヌの37万円のジャケットも、ディオールの50万円のスカートも、フェンディの86万円のコートも、既製品である限りは袖を通していいのです。私はグッチのコートを試着したときに「ほーん、これはこれはいいものであるな…」と体験してしまったので、実際に着ている人にお会いしても「私も一度でいいから着て見たかったです。」ではなく「それ、着させてもらっとことあるんですが、最高ですよね…」と実体験を踏まえて話せるようになりました。自分の人生を決めつけてはいけません。一度着ても寿命は縮まりませんし、貯金は減りませんし、損はありません。ちょっと興奮して新陳代謝が良くなって健康になるくらいです。ぜひ試して見ましょう。

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憧れを憧れで済ましてはならない

好きなアーティストのライブに行く、行って見たい外国に行ってみる、東京に住んでみる、入ったとこない喫茶店でコーヒーを飲んでみる、欲しかったリングを買ってみる。何でもいいのですが、ぜひ今年は体験の年にしていきましょう。「一度こうして見たかった」と言っても自分で行動しない限りは実現しませんし、白馬の王子様を待つよりも自分で揚々と単車の免許を取ってハーレーの後部座席に好きな人を乗せた方が人生の自由度と充実度は高いではありませんか。

そんなこんなで、ここ数日の東京のファッション現場で感じたことを書いてみました。ファッションが大好きなので現場が賑わわないのが淋しくてしょうがないからです。もちろん、今意気揚々と外に出かけることが後ろめたいと思ってしまう方もいらっしゃると思いますが、今は未来に向けて生涯一度は着て見たい服をリストアップする時間にしましょう。そして「ここぞ」と言う時がきたらお出かけしましょう!

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