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「誰か」のためではなく自分のために服を着る

こんにちは
自問自答ファッション通信です。

私がファッションを選ぶ上で一番気をつけていることは「自分にとって好ましい服を着ること」です。「自分以外の誰かにとって」好ましい服でありません。この考え方、服を選ぶ上でとても重要です。今回はこの辺を深掘りしていきたいと思います。

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ファッションはアイデンティティである

「相手のために着る服が素晴らしい」「その日会う人への敬意を払った服が最善」「彼好みのファッション」というコンセプトでファッションを選んでいる人はたくさんいらっしゃいますし、思いやりがあって本当に素晴らしいことだと思います。しかしそれに惑わされてしまって「ファッション迷子」になる方、さらには「自分迷子」になってしまう方がよくいらっしゃいます。ファッションは「自分自身」を表すものです。顔や体格は生まれ持っての要素ですが、髪型、ファッション、メイク、ボディメイクは自分自身が選んでいるので純度の高い「アイデンティティの塊」だと思うのです。服をきちんと選べるようになることは生きていく上でとても大切なことです。

相手は本当の私を知らない

だいたい「誰かの求める服」って本当の意味ではよくわかっていないのです。その人の心の中なんて見えようがありませんものね。「人のためを思ってこの服を着ている」というのは大体独りよがりな考えだったりします。直接聞くのが一番かもしれませんが、どんなに身近で人で愛する人でも、その相手が私の本当の気持ちと最良のファッションをすみからすみまで知っているとは到底思えません。自分を100%理解してくれる人はこの世に自分以外はないのです。(自分自身でさえ100%を理解するのは難しいものです。)時に「誰かのため」は自分自身が分からない人の言い訳だったりします。

「相手への敬意」とは?

またこの「敬意」って言葉がまあまあ強い脅迫ですよね。「そんな服着て他人に敬意を持ってないのか!」って言われてしまったら、なんだかそちらの意見のが正しいように感じてしまいます。しかし私だったらまず「自分自身に敬意を払う」ところから始めて社会との融合点を探していきたいと思うのですよ。

ドストエフスキーの名言に『他人に尊敬されたいのなら、自分自信を敬うがいい。自分自身に敬意を払うことによってのみ、他人はあなたを敬うようになるだろう。』という言葉があります。自分自身に敬意を払えない人が他人を敬えるわけはないし、自分も相手から大切にされないと思うのです。

自分らしい服を着た人が好き

私は他人に合わせて服を着る人よりも「自分らしい服を着た人」の方が圧倒的に好きです。その人の「自分らしい服」ってアイデンティティですから、否定する必要は全くありません。自分をしっかり知っている人って魅力的だと思います。私は「装う人」が好きですがこういうジャンルのファッションの人が好きという事はありません。

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自分の意思で「相手に合わせる」のは素晴らしいこと

社会人になると「髪を黒くしなければいけない」「ネイルをしてはいけない」「みんな同じユニフォームを着なくてはいけない」などなど様々な服装の制限が出てきます。私はそれを「間違っている」と言っているわけでは全くありません。仕事がしやすいように「合わせる」のは仲間やクライアントに信頼感を与え合理的でとても素晴らしいことです。自分がしたい仕事や目標を達成するために自らの意思で合わせるのはかっこいい「戦略」です。しかし問題は「自分の意思で」がないと「仕方なく他人に着させられている」状態になってしまうのです。 

制服以外に何を着たらいいか分からない

「制服以外に何を着ていいか分からない」「休日の服装が分からない」というのは「本来の自分が何者かしっかり理解していない」ということです。今の仕事や役割を離れたときに、「で、私とは何者なんだろう…」と考えることはとっても大切だと思っています。服装が分からないという人は一生懸命に目の前のことに打ち込んでいる頑張り屋さんが多いのです。たまには少し役割を離れてじっくり自問自答してみましょう。

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「モテファッション」は実は「モテちゃう私」というマインドを作る前向きな服

私は大学時代の4年間、いわゆる「モテ系」のきれいめアパレルブランドで販売員をしていました。(たまたま配属されたショップがCanCamに掲載されるようなきれいめブランドだったのです。)若かりし私は、「モテ」なんて相手に迎合するようなファッションかっこ悪い!と思っていたのですが、実際いらっしゃるお客様たちは思っていたようなマインドとは全く異なりました。

モテ服を着る人は「相手の好みに仕方なく合わせる」のではなく「好きな人に好かれる為にめっちゃ可愛い服着ちゃお〜♡」という破天荒に前向きな考えの方が多かったのです。「今度合コンがあるんです。」「じゃあ、めっちゃ可愛くしちゃいましょう!」「服変えたら、私すごい可愛くなった!モテちゃう気がする〜!」というめっぽう明るい会話をお客さまとよくしていました。そう、モテ服は「モテる服」ではなくて「モテちゃう私」というマインドを作る服だったのです。ちょっとセクシーな服とか、女の子っぽい服とか着るとスイッチが入って「恋愛に前向きな私」を演出できるのです。モテ服とはあくまでも「大切な自分が好きな相手に好ましく思われるために着る服」なのですよ。

主語を間違えてはいけない

ここで大切なのは「まず初めに私ありき」のことです。「彼のために」「子供のために」「親のために」「社会のために」耳障りのいい言葉ですが考えるのを逃げてはいけません。「私が幸せになるため」の服を真剣に選んでください。大好きな人のために服を着るのは素敵なことですが、己を押し殺してまで着るべきではありません。日常生活でも「あなたの為にやったのに!」と言われたら「おやおや、それは別に頼んでませぬよ」となってしまいますよね。

好きな服とは

「自分の好きな服がわかりません」という方もたくさんいらっしゃいますが、「好きな服の見つけ方」を知らないだけで好きな服は必ず見つかります。今まで通算で2万人以上接客してきましたが「好きがない」という人は今まで一人もお会いしたことはありません。「外見に似合う」「TPO」「トレンド」などの要素に惑わされて「好き」を見失っているだけなのです。自分の人生の「好ましい」が明確になれば、着る服が見つかります。ぜひこれからは「自分のためのファッション」を探していきましょう。

おまけ

今回のテーマはずっとモヤモヤしていたことを考えて言葉にしてみました。実はファッションの世界でも「自己満足はいけないよ」「自分のためではなく他の人のために服を着よう」と言われる機会がとても多いのです。特に20代の頃はこの言葉を毎日のように聞かされて、「なんだかモヤモヤするけれどこの気持ちをうまく言葉にできない…」と思っていました。

もちろんお洋服は地位や身分や役割といった社会性を表す物であり自己表現だけののためのものではないんです。でも同じ服を着ていても「他人のために」という主語で着ているのと「他人から愛される自分の為に」という意識で着ているのとでは主体性が違うんですよね。何度でも言いますが「人から好かれたい」と想う気持ちはとても美しく素敵なことです。アドバイスを聞いて服を変えるのも前向きで素晴らしいことです。ただ自問自答を繰り返し見えてきた「確固たる自己」はブレずにいけたらかっこいいと思います。「誰かのためではなく自分のために服を着ること」ぜひお洋服を選ぶ際の参考にしてくださいね。

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