平成最後に想うこと。
思う:頭の中で考えたり心で考えること。
想う:心の中でイメージすること。
文章を書く仕事をしていると、ふとした瞬間にどちらの「おもう」を使おうかと悩むことがある。
どちらの漢字も意味は通じるし、同じなのでは?と考える人も多いかと思います。
しかし、使い方次第では伝えたい文章がよりターゲットに刺さりやすいということもある。
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今日で平成という時代が終わろうとしている。平成の始まりに生まれた身からすると、今年で30歳を迎えるということだ。
平成というたった2文字の裏には、壮絶な時代が隠されており、本当にたくさんの事柄が起きた時代でもある。
ここ何日かはTVやネット上に映し出される平成時代に流行ったものや平成時代に大ニュースとなった事柄。
どれも改めて見ると、「あぁ..そんな事もあったなあ」と懐かしむ時間さえ与えてくれる。
世間では何かにつけて、「平成最後だから」「平成最後の記念に」といいつつ、普段とは少し違った日々をすごそうとしている人々もたくさん。
しかし、こんなときだからこそ、いつも通りに平成最後の日を迎えるのも悪くないのではないだろうか。
日本人は特に、"最後"という言葉に対して敏感に反応する生き物だ。
だからこそ、「最後だから何かしなきゃ」という衝動に駆られて何かを始めようとする。自分も取り残されてはいけないと。
結果的には自己満足で終わってしまうのも事実だ。
そんな私も、最後の日に何かしようか?とふと、考えた挙句、答えは何もしない。いつも通りに過ごすという結果に至ったのだ。
普通の日がたまたま平成最後の日と重なっただけであり。自分自身が特別な何かをする必要はないのではと想う今日この頃である。
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