米国留学記:コロナ禍における渡米(ビザ取得編②)

こんにちは。ビザ取得編の続きです。前回は一般論と妄想を中心に書き殴ってましたが、今回は実際にやったことの回顧録です。

ビザ取得に向けて準備を始めたのは、当初の出国予定日の2か月半前くらいだったでしょうか。その時点で自分に必要なのは「F-1ビザ」であることが分かっていたので、まずは書類集めに奔走するところから始めました。

まずはI-20(入学許可書)の取得を目指す

なにはともあれここがスタートかなと思います。何せアメリカ本国とのやり取りになるので、リードタイムを考えるとかなり余裕をみておく必要があります。当時私が用意したのは(1)留学先から提供されるI-20申請フォームへの記入(2)パスポートのコピー(3)英文残高証明書の入手です。1はまあ必要ですよね。家族を帯同する場合、彼ら向けには「F-2」という別のビザが必要になるので、家族分の申請書も追加で書くことになります。2は身分証明、3は現地で生活できる貯蓄を有していることの証明に使います。特に3は現地で賃貸物件を借りる時にも使うので意外と出番は多いです。銀行窓口で頼めば数日あるいは即日で発行してもらえます。UFJ銀行は1週間ほどで郵送されてきました。派遣生の場合は派遣元の組織や支援団体からのスポンサーレター(「我々スポンサーが派遣生さんの留学費を負担する(のでご安心ください)」みたいなペライチの証明書)を用意してもらうので事足りるかと思います。1には「eShipGlobalのorder number」とやらを記載する欄があると思います。私のケースだと、下記サイトからログインし、自宅住所や送り元の学校名を登録し、郵送料を支払うと番号が発行されました。学校側はその発送番号に基づき原本を郵送してくれますが、郵送費用がこちら持ちなので、事前に支払いを済ませておく必要があるわけです。なお現在はコロナ影響なのか原本郵送を見送っているらしく、記入箇所が黄色で強調されていたわりに、今回は対応不要な項目でした。必要書類が集まったらスキャンしてPDF化してメールで提出して完了です。その後は、おおよそ1か月前後でPDF版のI-20がメールで送られてきたと記憶しています。サインはどうするの!?と思ったら電子署名になっていました。今どきは賃貸契約なんかも電子署名化しているようで、ハンコ論争の先を行っているなあという感じです。

私は当初I-20が何なのかいまいちよく分かっておらず、さらに渡航が正式決定していない段階だったこともあり、学校側からの通知に応えていませんでした。そうこうするうち学校側から「期限が近いが大丈夫か?xx日までに書類提出すればxx日までに発行できるぞ」と通知が来てしまい、仕方なくというか、えーい申請しちゃうか!と腹をくくり、慌てて準備を進めることに相成りました。コロナ影響で後日ひと悶着ありましたが、この時点では特に問題なく進んでいたと思います。

並行して予防接種を受ける

これはまあ直接ビザ取得とは関係ないのですが、アメリカの大学は入学前の予防接種が義務付けられていたので、渡航前に対応してきました。日本と海外とでは受けるべきワクチンが恐らく違うので、ワクチンは全部受けてきてるよという人でも、ほぼ間違いなく必要になってくると思います。州ごと、あるいは学校ごとに要求事項が違うので、何が対象なのか事前にしっかり確認しておくことも大事です。受け入れ先から個別に案内が来るとは思いますが、例えば以下のような具合で学則としてもきっちかっちりルール化されているようです。

私は幼少期をアメリカで過ごしていたので、日本の母子手帳には予防接種の履歴がほとんど何も書いていません。かと言って昔アメリカの病院で貰ったらしいImmunization Recordも走り書きでよく読めないので、どのワクチンが対象なのかさっぱり分かりませんでした。まあ病院に行けばそのあたりはどうにでもなるのですが、最初少しだけ焦りました。受けるワクチンが増えるほど費用はかさんでいき、最終的に数万円は掛かったと思います。たっけー。モノによっては間隔をあけて複数回受けないといけないものもあったらしいですが、私の場合は全部1回で済んだので良かったです。また1か月後に来てね、みたいなことになっていたら渡航スケジュール的に詰んでいたので、そこに関しては一安心でした。英文の予防接種証明書も必要でしたが、それも当日全く問題なく発行してもらえました。今こうして振り返ってみると、予防接種関連はトラブルなく進んでいたんだなあと感慨深いです。

そしていよいよ・・・

I-20を手に入れたらいよいよ米国大使館とのやり合いが始まります。そう、ここからがめんどくさい。めっちゃめんどくさい。ヒジョーにめんどくさいのですが、長くなってきたので続きは「ビザ取得編③」に書こうと思います。熱さが喉元を通り過ぎないうちに・・・。以上!


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