日記
感情を咀嚼するのに数日かかってしまう。
日記をつけれないのもそれ。
いつだか24時間テレビ観てると瞬間的にあんなにコメント出てすごいなとそっちに感心したことがある。
瞬発性のある言葉は多分わたしすごい苦手。
とまぁ謎の前置きをした。これは10/11に関する断片的な日記である。
23:50に最寄りの駅まで友達に迎えにきてもらった。彼のこと(何だ男か…と思った人も多いだろう)は「実家」と呼んでいる。みんなが思う実家を想像してほしい。まじなそれ、なのである。以降彼のことは実家と呼ぶ。
一応実家のことを軽く書くと私が20歳の時からの友達だ。共通の友達がいて「すっごい話合うと思うやつがいる」って新宿のタイムスに呼び出されたのが出会い。
黒髪ぱっつん前髪にしたせいで幼く見える私が駅前でびょうびょう泣いてるのだから周りは驚く。服装も相俟って補導された無理やり大人ぶってる10代の女の子って感じだったと思う。なんせこの日なぜかメイクも濃くなりすぎてそこも含め幼さがでてたように感じる。
どうにか落ち着こうと煙草に火をつけ泣いてる私に「わりぃ急いで来てティッシュ忘れた」と声をかけてきた。夜風に吹かれてもう口周りでしっかり張り付くように乾いてたからよしとする。カピカピだけど。
歩き進めながら商店街の途中でファミマを見つけたので
「こういう時って意味もなくハーゲンダッツ食べたい」
言った。
「何事にも意味を求めるな。ハーゲンダッツは大事だ」
お互いの理論よく分からない。だけど買ってもらった。
その後、俺が買ったものだからと結局ほぼ食われた。
しかし雪見だいふくを丸ごと一個くれたので許す。
実家の家に行った。実家と呼ぶだけあって定期的に帰っては話をしてはまた自分の家に帰る。家ついたら何も言われずとも手は洗って上着は脱ぎ捨て換気扇は弱で付けてその下で勝手に煙草を吸う。
「風呂、入れてるの?とりあえず今日は温かい風呂入っていきなさい」
まじで実家ムーブをしている。
お言葉に甘えてお風呂に入ることにした。うちはシャワーなので天国極楽浄土極まりない。
実家の前で服を脱ぐこと抵抗がまるでないので風呂入るために脱ぐ。その時に撮られた一枚(そうそう実家はカメラマンもしたりしてる)
お風呂に入るのはいつぶりだろうか。もしかしたら3週間前に入った気もする。
お風呂はすごい。いつでも温かくて嫌な気持ちになることがない。
実家に冷める前に一緒に入っちゃっていいかと聞かれたので了承した。
スケベなことが何も起こることがなく談笑して終わった。分かってたから一緒に入った。本当に実家。
ただのいい人をかましすぎて変な女にばっかり引っかかる実家。
実家もまた自分を後回しにしその人のために動きすぎて自滅したりするタイプ。
お互い基本的に良い奴でめちゃくちゃ優しくてそれがダメすぎるようだ。
実家は寝始めると寝息はうるさいしそれもまた実の父のいびきのうるささを思い起こす。
寝たのを見て自分の家へ私は帰った。結局、何故か一睡も出来ずに悶々と朝を迎えた。そのまま仕事へ行った。
急だったが実家を堪能してしまった。家に帰った感覚になる。
風呂一緒に入るとか全て何やってんだ感あるがこれは貴重な人だと思う。男女とかそういうのではない。すぐ男女になってしまうのはすごい悲しいことだ。私はできるだけその選択を減らすべく努力をしてる。
たまに会うのがちょうど良くてありがたい。でもいつも相談や重い話をしていて実家っぽい。
9/11に関しての話。
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