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ガバガバ年金申請未遂

転職活動と並行して、障害年金をもらおうと重い腰を上げた。
なにせ老後の年金には全く期待できない世代なので、じゃあ今もらおう、と考えたのだ。

とりあえず年金事務所に行けば申し込み書類がもらえるだろう。
役所の手続きはいつもそうだから。
そう思って地域の年金事務所に行くと

「予約が必要です」

と言われた。知らなかった。1ガバ目である。
その場で予約をすることになったが、どうせ明日とか今週のどこかだろう、と甘い考えでいたら、最短で3週間後と言われた。
何?こんなニッチな用事の施設までそんなにみんな何しに来るの?
ともあれ、何やら相談をしている老人の声で職員の声が全く聞こえずフィーリングで会話する羽目にはなったが、3週間後の朝っぱらに予約をとり、障害年金についての資料を何種類かもらって、年金事務所を後にした。

障害年金の申請には障害関係で初めてかかった医療機関のなんか書類が必要で、カルテが残っていない場合は初診日はいつですよという証明の書類が必要らしいとネットで見た。
なので、どうせカルテは残っていないからその証明書類をもらいに、年金事務所から直で今かかっている病院の前に少しだけ通っていた病院へ行った。

「カルテ残ってますね。受診状況等証明書を発行するには所定の書式の用紙が必要です。持ってきてますか?」
「え、持ってないです。ていうかカルテ残ってるんですか」
「残ってます」

2ガバ目である。
なんか勝手に今の病院に移って5年以上経っていると思い込んでいた。
ちなみに転院したのはその病院が遠くて通えなかったからだ。
(今の病院は家から徒歩10分)

カルテが残っていたのはありがたいのだが、諸々の手続きを進められるのが3週間後からということになんだか虚しさを感じ、病院の近くのバーミヤンでしばらくたそがれていた。

父の誕生日が近いことを思い出したので気を取り直してプレゼントを買いに行った。帰りのバスに置き忘れた。
失意の内に帰宅すると転職エージェントから電話がかかってきて、うちの求人はフルタイムの事務職がほとんどだから時短のデザイナー希望は就労移行支援にでも行けと言われた。
何もうまくいかない一日だった。

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