マガジンのカバー画像

長典男の人生四百五十年の思い出話

16
あの世へ行かず!?転生を繰り返す長典男の人生四百五十年で見聞き、体験、出逢い談。更新中。
運営しているクリエイター

記事一覧

地底人との後日談

地底人と別れて半月弱が経過した7月10日、この日は昼過ぎからお話会があったので八ヶ岳に行っていたのですが、そのお話会の最中に妻が地底人からのメッセージを受け取っていました。内容は人類との関わりとその思い出、それと別れの挨拶でした。そして徐々にテレパシーが弱まっていき、さようならの挨拶と共にテレパシーが止まり、それが地底人との別れとなりました。 それから2~3日は地底人からのコンタクトはありませんでしたので、たぶんお亡くなりになったのだろうと勝手に思っていたら、夢の中で黒髪山

地底人との再会 その7”最後の言葉”

禅問答のような、それでいて息苦しくなるような会話、その中で私は地底人の問いに対して何て答えたら良いのか判らず、その思いをそのまま吐き出すように「それでは、我々はいったい何をすれば良いのでしょう?」と聞き返すと、地底人はまた空を見上げながら「日本人は集団主義を好む人種である、と自他(日本や諸外国)共に認めているようですが、私たちの目から見れば日本人は個人主義の人の方が多いように感じます。それなのに集団主義に見えてしまうのは、意識的に大きなバイアスが掛けられているからだと思います

地底人との再会 その6”地球の将来”

そしてしばらくの間、静寂の中にいて、また独り言のように話し始めたのです。 「人はよく、善と悪を区別したがりますが、それは自分が正しいと思っているから成り立つことであって、絶対的な尺度を持ったモノではないことに気付ける方は少ないように思います。 それなので、その思いが利己的で自分勝手な思いから発したモノだとしても、自分を正当化して自分の考え方が正しいと思い込み、相手を一方的に悪だと決め付けることが出来れば、それで成り立ってしまうものなのです。 それによっていつの間にか互い

地底人との再会 その5”縄文人”

地底人は私の心の変化を確認し、その変化を楽しむように、また独り言を続けたのです。「あなた方は、あなた方の祖先であり、古代人の代表である縄文人を理解していないと思います。縄文人が人類が創られた目的を理解していたのか?と聞かれれば、それは判らないけれど、自然環境の調和を図るために文明としての発達(科学の発展)を捨て、取り過ぎない!壊さない!人を増やし過ぎない!をモットー?に家族社会を維持し続けたのは確かなことです。だって考えてみて下さい。人間はたった5万年でこれだけ発達・発展した

地底人との再会 その4”異常進化と桃源郷”

人類は5万年かけて10億人になり、その後の100年で72億人に増えた。5万年かけて10億人になったのは正常進化の範囲であると思えるが、その後の100年で72億人に増えたのは異常進化としか言えないです。なぜなら、たったの100年程度の時間で人口が7倍強になるということは、その人間が生きるために動植物が駆逐されるからです。 なお、人口が増えた理由ですが、極端な言い方をすれば、自分の子どもを子どもとしてではなく、労働力(奴隷)にするために産み増やしていることです。だから男の子は働

地底人との再会 その3”送信メッセージ”

そして少し間を置き、今度は私が地底人に「ところで夕べ、夢の中に何度もこの黒髪山神社という名称が出て来たのですが、それはあなたが送ってきたメッセージだったのですか?」と質問したところ、あっさりした感じで「そうですよ」と返事をしてきて、「でも、あなただけにメッセージを送った訳ではありません。他の方にもメッセージを送っています。ただ、送った方の全てがそのメッセージを受け取れたとも限りませんし、それぞれの方への指示内容(場所や日時など)も違いますので、あなたのように指定された場所に指

地底人との再会 その2”10時23分”

「10時23分」という声が左手の方から唐突に聞こえたので、誰もいないと思っていた私はビックリして瞬間的にそちらの方を見たのですが、そんな私に構うことも無く、一瞬の間を置いて「時間ピッタリですね」と言ってきたのです。 その声の主は見覚えのある出で立ちで、静かに佇んでいました。そう、大きなつばのついた黒い帽子をかぶり、映画『マトリックス』の中のキアヌ・リーブスが着ていた薄手の黒いロングコートを羽織り、美輪明宏さんに似た雰囲気を醸し出すその方。最初に会った時と何一つ変わることのな

地底人との再会 その1”黒髪山神社”

群馬県には上毛三山と呼ばれる山があって、その1つに榛名山があります。その榛名山はカルデラ火山で、榛名湖と呼ばれるカルデラ湖を中心に稜線が続いていて、その山々の中で2番目に高い山が相馬山(黒髪山ともいう)と呼ばれる山です。この山は周囲を絶壁に囲まれた修験道の山で、古くから山岳信仰の霊山として厚く信仰されてきた山でもあり、第二次世界大戦後はGHQが現在の陸上自衛隊・相馬原駐屯地を接収して、山岳訓練と称してロッククライミングの練習をした山でもあります。 そんな霊山と呼ばれる山の山

地底人 その4 “人間の存在意義”

「あなたはいったい何者なのですか?」 私の問いに「私は地底人で、地下に潜った草食恐竜の末裔ですよ」と言ったその方の言葉を聞いて、私は思わず「恐竜なんですか」とつぶやいてしまったのです。 そのつぶやきを聞いたその方は「恐竜が進化しているのが不思議ですか?」と聞き返してきたので、「正直、イメージ出来ないのです」と返すと、その方は「あなたの意識の中では恐竜と怪獣が一緒になっていますが、怪獣と恐竜は違うのですよ。それに良く考えて下さい。あなた方が進化したとは言っても、アフリカで人

地底人 その3 “1秒間だけホログラム解除”

靖国神社の南門を出て、『大妻通り』を進む“奇妙な人?“(映画『マトリックス』に出てくるキアヌ・リーヴスを真似た“美輪明宏さん“という感じがする方)の後を追って付いて行ったのですが、着いた先というのが『千鳥ヶ淵戦没者墓苑』の緑道でした。その方は緑道を進み、『北の丸公園』を見渡すことのできる場所まで来ると、いきなり立ち止まり「ここで良いでしょう。ここは平日の昼間であれば、来る人がほとんどいませんから」と言ったのです。 確かに平日の昼間、『千鳥ヶ淵戦没者墓苑』に来るような物数奇は

地底人 その2 “私の姿はどのように見えますか?”

その方は、神門から私のいる大手水舎のところまで、ゆっくりした足取りで近付いて来て、私の目の前で立ち止まり、いきなり「私が変に見えますか?」と聞いてきたのです。 私はとっさに「いいえ、何も変ではありませんよ」と答えたのですが、その方は「そんなことはないでしょう?」と重ねて聞いてきたので、私は「正直に申せば、この暑い日に黒のロングコートで暑くないのかな?と思いましたし、女性物のように思える大きなつばの付いた帽子を男性がかぶってはいけないということはないのですが、やっぱりちょっと

地底人 その1 “蒸し暑い夏の日”

私が地底人に初めて会ったのは、今からおよそ35年前の朝から蒸し暑い夏の日のことでした。その日は最初に9時から市ヶ谷でお客さまと仕事の打ち合わせがあって、その後、九段下に移動して次のお客さまと11時から打ち合わせをする予定でした。ところが、最初の打ち合わせが思ったよりもスムーズに終わってしまったために、九段下のお客さまとのアポイントメントの時間まで、1時間程度の空き時間が出来てしまったのです。だからといって、九段下のお客さまのところへ1時間近くも早くお邪魔するわけにも行かず、か

題名を「人生四百五十年の思い出話」とした理由(その3)

そこから数ヶ月間ですが、“雨蛙”としての人生が始まりました。 が、ここでも問題が起きました。そもそも“破壊僧”とは言っても、最初は真面目な僧侶でしたので、死ぬまで基本的に1汁1菜で過ごしてきました。それなので、生きている物を食べるなんて以ての外! という概念があります。 ところが“蛙”という生き物は、基本的に“生き餌”しか食べられないのです。そうなると、ただでさえ生き物を食べるのに抵抗があるのに、生きるためには食べるしかありません。それも、“雨蛙”なので、人間であれば食べ

題名を「人生四百五十年の思い出話」とした理由(その2)

私の過去生は前回にもお話した通り、新興宗教の教祖のような立ち位置で信者を集め、アヘンを使って中毒患者を作り、お金を集めるというとんでもなく悪徳な“破壊僧”でした。 もっとも、この頃の僧侶というのは人々のために尽くす、仏の教えに正面から向かい合って精進するという“真っ当な僧侶(?)”と、今で言う“反社会的組織”の方々とあまり変わらないことをし、武力を持った僧兵を飼い慣らして勢力を広げる“破壊僧”とが、それなりの割合で存在していました。そのため、情けないことに、特別悪いことをし