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クルマ屋さんの分かりやすーい解説 『質問に答える』その2 その他消耗品編
こんにちは、ジコプロ中の人です。
前回好評でしたので、引き続き全開で皆さんから寄せられた質問に答えていきたいと思います。
前回はエンジンの動きに直接関係する大事な消耗品をご紹介しましたが、今回はそれ以外で良く交換を勧められる部品について、特にタイヤについてわかりやす~く解説していきます。←ココ重要
いずれも快適に車に乗るために大事ですよ~
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<エアクリーナーエレメント>
エアクリーナーエレメントとは、ガソリンと空気の混合気を作る際に必要な空気をろ過するためのフィルターです。エアフィルターとかエアエレメントとか略して呼ばれます。
エンジン上部に箱がありその中に入っているのですが、外の空気を濾しているので当然汚れます。大抵ハエ・蛾など小さい虫が引っかかっていますので、使用後の写真は控えておきますね(笑)
車種によって丸や四角など様々な形があります。交換の目安は大体2~3万kmとなっていますので、年間1万km走行位であれば2年車検の度に交換でちょうどいいと思います。
ほとんど乗らず年間5,000km走行位でしたら4年(車検2回)ぐらいで交換すると良いです。
交換はDIYでも簡単にできますが慣れてない人はクルマ屋さんにお願いしましょう。フィルター代が大体3,000円位、工賃1,000円位です。
長期交換せずにいると、空気の流れが悪くなり吸い込みに負荷がかかり燃費が悪くなったり、エンジンが不調になったりします。
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<エアクリーンフィルター>
えっ!?何?さっきのと何が違うの?と思ったアナタ!👉
そうですね、似たような名前です(笑) でも全然役割が違います。
エアクリーンフィルターとは、室内のエアコン用のフィルターです。
外気を導入するほか、車内の空気を循環させて汚れを取るフィルターです。脱臭機能やPM2.5を吸着する機能が付いたフィルターもあります。
室内のホコリや毛などを吸い込むので・・・使用後の写真は控えます(笑)
こちらは大体1万kmが交換の目安なんですが、知らない人・気にしてない人が多く、毎年交換する人は実際少ないですね。エアコンの風が弱いとかカビ臭いという時は、既に相当詰まっているでしょう・・・
出来ればそうなる前に交換したいですね。お部屋のエアコンのフィルターってちょくちょく掃除してますよね?
最低でも車検毎(2年)には交換して置きたいものです。
大体下の写真のように助手席のグローブボックスの奥にありますが、簡単に交換できます。こちらも部品3,000円位、工賃1,000円位のものです。
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<ワイパー>
ワイパーは分かりますね、ガラスの水滴をかくやつです。ゴム製なので日当たりがいい場所に置いてある車は劣化が早いです。
使用した時にスジが入る、きれいに拭き取れない、ゴムの端が切れてきている等の時は交換のサインです。早めに交換しましょう。そのままにしておくとゴムが硬くなっているので、ガラスを傷つけてしまう場合があります。
本当は年1位で交換が望ましいですが、遅くとも車検の度(2年に一度)は交換しましょう。一本1,000~2,000円位です。
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<タイヤ・ブレーキパッド>
さて、次は今回のメイン。重要な部品タイヤ・ブレーキパッドです。
こちらは交換の目安が他の消耗品とだいぶ異なりますのでご注意を。
というのも、乗り方によって消耗の度合いが大きく変わります。
また車種や品質の良し悪しで減り方も違いますので、バラバラなのです。
交換の目安は現物確認でタイヤもブレーキパッドも残量2mmなら即交換レベルです。あとは前回変えた時から年数・距離数で計算してあとどのくらい持つかを考えます。もちろん早めに交換した方が良いですが、安くはないので、ギリギリまで使うという選択肢もありです。
その時はこまめに残量をチェックしましょう。
どちらも距離的な目安としては3万~5万km位ですが、乗り方が荒いともっと寿命は短くなります。逆に乗り方が優しいと寿命は延びます。
タイヤが早く寿命を迎えてしまう乗り方
・急発進、急停止
・駐車の際にすえ切り(速度ほぼ0でハンドルを切る事)が多い
・市街地走行(交差点での発進・停止)が多い
・スピードを出して曲がる
・カーブの多い山道を走る
・ドリフト(論外)
ブレーキパッドが早く寿命を迎えてしまう乗り方
・急ブレーキ
・市街地走行(交差点での発進・停止)が多い
・山道など長い下り坂でブレーキを多用する
・スピードを出して走る事が多い
・信号待ちなどでブレーキを踏んだままトロトロ動く
・不要な荷物を沢山積んでいて車重が重い(贅肉も敵)
総じてブレーキは踏む機会が多いほど、速度が出ている時に踏むほど減りが早いです。これは分かると思います。
タイヤは発進・停止が多いほど、または速度が出ている時にブレーキを踏んだ場合早く減ります。
それに加え、駐車時の切り返しが多いのも減りの原因にもなります。
走行状態なら街中の低速よりも高速道路や信号のない田舎道で巡航してるときの方が減りが少ないので、走行距離換算だと合わなくなってくるのです。
ブレーキパッドも同じです。
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さて、タイヤの残溝の確認の仕方は教習所で習いましたよね??
答えはスリップサインを確認します。タイヤのサイド部分に下の写真の様な三角マークがあります(メーカーによって多少違いあり)。
そこからタイヤの接地面の溝へ視線を持って行くと、溝の中に一段高くなっている所があります。
その高さ(1.6mm)までタイヤが減っていると車検に通りません。
新品タイヤは溝の低い部分から計って、7.5~8mmあります。
あとどのくらい溝が残っているかを確認しておきましょう。
ブレーキパッドは外からは確認しづらく、タイヤを外してから(場合によってはもっと分解必要)でないと確認できないので、クルマ屋さんにお任せした方がいいです。
そして、タイヤで注意しなければいけない点は、全然乗っていなくても交換しないといけない場合がある、という事です。
どういうことか?
それはゴムの劣化によるヒビが発生している場合です。
古くなると、上の写真の様なヒビが発生します。これはまだ細かいヒビで接地面にあり、深くもなさそうなのでギリギリセーフな程度です。まだタイヤの山もあるのでもうちょっと乗れるかなというところです。
しかし、この写真の様にサイドウォール部(横の部分)に細かいヒビが発生し、全周に渡って繋がっているようであれば要注意です!
タイヤのサイド部分は接地面よりも弱く、この状態ですと高負荷がかかったり、縁石にこすったりしたときにバースト(破裂)してしまう可能性が高いです。タイヤの残溝があってもすぐに交換しましょう。
日当たりのよい場所に置いていて、あまり乗らないタイプの方はサイドウォールにひび割れを起こしやすいです。
また、最初の接地面のヒビもそのまま進行すると、下の写真の様に全周につながるような状態になります。
これももちろん危険ですので、すぐに交換しましょう!
車検の時に(2年に1回)しかクルマ屋さんに見てもらう機会が無い方は、洗車の時などに気にして見ておきましょうね!
ハンドルを一杯切れば簡単に確認できます。総じて中央部よりも端の方が減りが早いです。タイヤの中央部は山があっても、端の溝の模様が消えてしまっているようなら要注意ですよ!
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<終わりに>
ここまで2回に渡り、消耗品類について解説してきましたが、何かにお気づきでしょうか?
ほぼ全て「車検の度に交換」か「本当は1年毎に交換が望ましいけど、遅くとも車検の度に交換」なのです。
日本では車検制度がある為か、欧米に比べて自分の車に無頓着な方が多く、全部クルマ屋さんに任せっきりの人が多いです。
まぁそれはそれでいいのですが、日頃整備していないとどうしても全ての消耗品の交換が車検の時に集中してしまい、当然車検代が高くなります。
「激安車検」のような車検は、検査に通らない所だけの作業だけするもので、(フィルターやオイルがどんなに汚れてても車検は通ります)交換した方が良いものを交換しないと、他が壊れてきたり、次回もっと大変なことになる場合があります。
また、紹介した以外にも古くなると壊れてくる物とか、オイル漏れやグリス漏れが発生したりして、その修理が必要になってきます。
ですので、整備代を分散させるためにも、異常個所を早期発見するためにもしっかりと12カ月点検を受けた方がいいですね!
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