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実況と解説の話のネタは「どうしたい?!」のぶつかり合い。

実況オタクくんです。

今回は、高校野球における「実況と解説のトーク」について。

ある実況アナウンサーが、野球中継において、実況と解説は座談である。という話をしていたことがあった。

なるほど。

目の前で繰り広げられているプレー、試合に関して、かちっとしたトークを展開するというよりは気楽におしゃべりしている感覚の方が私たちも見ていて疲れいのかもしれない。

では、ここでどんな座談が繰り広げられているのか。

野球の基本は両チームの

「どうしたい!?」

のぶつかり合いである。

攻めるチームは点数が欲しい!

だから、ランナーを出したい!

だから、狙い球を絞っていたり、コンパクトに振っていたりする。

一方、

守るチームは0点でしのぎたい。

だから、抑えたい。

だから、タイミングを外そうとしたり、内外を使い分けたりする。

要するに「自分の思うようにしたいし、相手の思うようにさせたくない」というシンプルな考えが各シーンにある。

じゃあそのために今、選手たちはどう動いているのか??

その理由は??

これが座談のネタになる。

試合の中で優勢なチームは自分たちのしたいことができているわけだし、

逆に追いかけるチームは相手に思うようにプレーされている、

という状態が大半であろう。

もちろん、選手データやチームデータ、気温や風なども「どうしたい?!」の理由となる貴重な情報である。

ただあくまでもそれらは試合をする両チームのプレーの根拠となる資料に過ぎない。

今、「点数を取るために」「抑えるために」それぞれのチームがどんな狙いで動いているか、という大前提に立ち返って見れば、

実況と解説がなぜその話を今しているのか、この場面で注目すべきことはなんなのかが見えやすくなるだろう。

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