好きなことでも、頼まれると面倒に。
僕は毎年「年賀状」に凝っている。その年に流行ったことのパロディで面白おかしく編集して画像を作り、なかなか好評を得ているつもりだ。
その実績もあってか、以前友人に結婚式のムービーを作ってくれないかと頼まれたことがあった。
動画は作ったことが無かったが、向こうも他に頼める人がいないようだったし、悪い気はしなかったのでひとまず引き受けた。
ところが人に頼まれたことを、その意向を汲みながら作品をつくるというのは想像以上にストレスの溜まる作業だった。静止画ではなく動画に関しては初心者だったため、尚更だった。
誰かに頼まれて作るのと、自分から進んで作るのは全く違う作業だ。
今こうして文章を書いているのは書きたいときに、書きたいことを、好きな分だけ書けばいいので楽しい。
しかし、これが誰かに頼まれたものだったら全てに制約が与えられ、自分の意見を入り込ませる余地はない。自分で作る延長ではなく、根底から異なる作業だと思ったほうが良い。
このnoteのように好き勝手に書く媒体でさえ、気分が乗らない日はまったく筆が進まないので投稿のタイミングはまちまちになってしまう。
文章や画像を作るのは嫌いではないが、これを仕事にはできないなぁと思うのだ。