「奴の力」を借りる
努力のコツとは「自分だけで頑張ろうとしないこと」だという。
何故なら、努力の「努」を分解すると、
「奴の力」と読めるからである。
「奴」とは誰のことか?
それは自分以外の誰か・何かのことである。
「努力」というと今まで私は、
自分の力だけで完結させるものだと思っていたが、
この話を聴き、随分と楽になった気がした。
そういえば、私は100均にある2冊組のB5サイズのノートに
その日のやることを書いて持ち運んでいるが、
このお陰で安心して忘れることができるし、
別のことに取り組めるようになる。
いわば「外部脳」としての機能してくれるので、
このノートは「奴の力」であろう。
後、少し疲れたなという時は、緑の多い場所に行って深呼吸するだけでも、かなり集中力が回復できるので、この場合は自然環境が「奴の力」となる。
こうやって身近にあるものを「奴の力」として拝借することを
練習していくと、確かにこれまでの「努力」から随分と解放され、
楽に物事に取り組めるようになることを実感している。
勿論、自己責任で取り組まねばならないことはとても多いが、
それでも常にどこかに活用できる「奴の力」は潜んでいる。
それを咄嗟に探し出し、上手く活用していくことは、
もはや努力というよりゲームである。
私は人に気軽に頼むということに苦手意識があるので、
できるだけ自分で完結させようとしがちであるが、
それならそれで、「人以外の奴」や、「自分の中にある馴染みのない奴」の力を発見し、それを活用していけばいい。
そうやっていくうちに、誰かの力を頼るということもできるようになっていくだろう。
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