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2021夢日記 追われ追いかけ追い詰める ji-jyo 10月24日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢は慌ただしくスリリングな展開だった。

始まりはあまり治安がいいとは思えない夜の街中を走っているところからだった。

周りには仲間と思われる男女数人がいたが、みんな同じように何かを気にしながら走っている。どうやら僕らは何かから追われ逃げている最中のようだった。

こっちは走って逃げているのに追手は車で追いかけてくる。このままでは逃げ切れそうにないと思い僕らはアイコンタクトで散り散りになった。

ひとまず隣にあった明らかに人工的に作られたような小さな森に逃げ込むと中には少し大きめのため池があった。見るからに水は汚そうではあったものの身を隠すには好都合なその池に迷わず飛び込んだ。

ため池の水は思いのほか温かく肩まで浸かっていても大して苦痛はなかった。強いて言えば臭いはなくともおそらく汚い水だと思うと気分的には早く出たいところだったがここは仕方ない。状況が変わるまでは頭だけ出して身を潜めよう。

しばらくすると池に身を潜めている僕に目掛けて車のハイビームが向けられた。見つかったか!? いや、薄っすらと見える運転席からは手招きをしている人影が見える。きっと仲間が車を持ってきてくれたのだろう。急いでため池から脱出しびしょ濡れのまま車に乗り込んだ。

車に乗り込むと仲間の一人が茶色い砂袋から小型の拳銃を取り出し仲間たちに配り始めた。僕らは会話をすることなく再びアイコンタクトで何やら決意を確かめ合った。

しばらく走り到着したその場所はボロボロの工場跡地といったような場所だった。入り口にはさっき追いかけられた黒い四駆が停まっていた。
さっきまで追いかけられる側だった僕らはいつのまにか追いかける側に変わっていた。

全員、拳銃を片手に工場内に潜入した。中に入ると全ての照明がオレンジ色で何だか見えにくい。見ようによっては綺麗にも見えるがこの状況下だと何だか気持ち悪く感じながら慎重に侵入していく。

やけに静まり返ったこの場所に本当にさっきまでの追手が潜伏しているのだろうか。最後尾だった僕は念のため後ろに気を配りながら足を進めた。

しばらく何事もないまま探索を続けていたが、いきなり奥の方から乾いた銃声が連続で聞こえ工場内に響き渡る。や、やったのか? それともやられたのか? 状況が掴めないまま一人取り残されていた僕は見えにくい視界の先に必死で目を向けた。

その先には誰かが倒れているようだ。いや、動いている。はっきりとは見えないが明らかに頭部はこちらを向いている。その前にはやけに太い腕が交互に動きこっちへ向かって来ているようだ。

その異様な光景にこちらから近づくのは足が竦んで動けない。しばらく立ち尽くしているとやがて見えてきたその顏は明らかに仲間のものではなかった。向かってくる相手はどうやら両足を撃ち抜かれ歩けない状態のようだ。それでも両腕を使い這いつくばりながらこちらに向かってくる。

状況が飲み込めた僕は迫りくる相手に銃口を突きつける。思い返せばどうして追われていたのか、どうして追いかける側に変わっていたのか、そして今どうして追い詰めているのか何もかもがわからなかった。
それでも這いつくばりながら鬼のような形相で向かってくるその相手に僕は容赦なく引き金を引いた。

銃弾は相手の側頭部をかすめたがそれでもなお向かって来ようとする相手に重ねて引き金を引こうとするあたりで今日は目が覚めた。

疲れる夢だった。夢の中とは言え、追われるのも追うのもやっぱり嫌なものだと感じる朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 9月夢日記 ~ji-jyo~】


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