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同じ本を2回繰り返し読む必要がある 次世代リーダー読書法のメリット 

映画好きな人の中は、「今日で10回目です」という同じ作品を繰り返し見る人もいたりしますが、読書に関しては、同じ本を繰り返し読むメリットはあるのでしょうか。

小説などの娯楽用途は別物として、「新しいことを知りたい」時には、2回の繰り返し読書が必要となります。

「いや、私は1回で十分理解できる!」と主張される頭の良い方もいらっしゃると思いますが、それは頭の良し悪しというよりも、「前提知識が豊富である」ということであると思います。

たとえば知り合いの「音作り」に関するヤバいほどのうんちくがあるのですけれど、ちょっと見てもらうとわかる通り、前提知識のない人が読むと、「この人は何語を喋っているのか」と、頭を抱えてしまうことでしょう。

カットオフ周波数からの距離で移相量は異なるが、充分他のユニットとの干渉を引き起こすだけの移相は起きる。これがマルチウェイは音が悪くなると言われたゆえんである。もちろん現在のデジタルチャンネルディバイダーは位相シフトを補正するけど、当時のアナログチャンネルディバイダーでは位相シフトは避けれなかった。

earsandeysonly.com

このような内容が、ずららららーと書き連ねてあります。

これを「読書すること」に置き換えた場合、内容が未知の領域であるならば、まず1回目の読書は、前提知識を作ることに費やさなければならないでしょう。そして2回目に、ようやく「理解できる頭」を持って読書をすることができます。ただ、当然、もともと未知の分野だったものですから、1度(2回目)の読書では足りない可能性もあり、3回〜4回の繰り返しが求められることもあるでしょう。

もし自分の専門分野に関する読書であれば、1回の読書で十分に吸収できる可能性はあります。ただその代わり、「知っているせいで、知っている部分だけを拾い読み」してしまう脳の特性には気をつける必要はあるでしょう。

それではまた。

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