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MCロッコールレンズとオリンパスE-M5デジカメをつなぐ

たいした数じゃないけれど、フィルムカメラ時代のレンズが何本かある。
今さらフィルムを詰め込んで、写真を撮るのも写楽背え。
カメラボディはフィルムの入れ物。極論すれば、壊れなきゃそれでいい。
写真の真実は、レンズにある。
だがボディの方に人気があるのは、手に取って、手に収めて、指でシャッターを押すので、愛着が湧いてくるのかもしれない。
しかし、そのボディが使えない。
フィルムのラインナップをみても、寂しいかぎりだし、高額だ。
かわいそうだが、ボディの使い道は思いつかない。
乾燥剤と一緒に袋に入れて、お蔵入りとなった。
残ったのは、MFの古いレンズだ。
ニコンのレンズは、使おうと思えばデジカメにも使えるが、ロッコールレンズはなんともならない。
マウントが変わると、ボディとレンズはゴミになってしまう現実。
技術の進歩、技術の革新というけれど、使えるものが捨てられ、それを良しとする時代、なんて薄っぺれえ時代になっちまったのやら。
などと毒づいてみても解決しないので、山専用の新型機E-M5の登場だ。
じいさんにとってはオリンパスの最新型、十年以上前だが、レンズも含め防滴防塵で小さくて軽くて、中古だとお値段もお手頃となる。
Ⅿ10は防滴防塵ではないし、Ⅿ1は軽快感に欠けるので、Ⅿ5を使い続けている。CCDトリオのD40・60・80は、後期高齢者なので、大事に使い続けないと、共倒れになりかねない。
E-M5とMDレンズをつなぐアダプターがあるので、手に入れた。
すべてマニュアル操作になるが、フィルム時代に戻るだけだ。

フードのminoltaとOLYMPUSのボディ刻印
半世紀の時を越えて復活した新しい相棒


ボディ+アダプター+MC28mmレンズを付けると、56mmの標準レンズのデジカメが誕生した。
果たしてこれを持って山に行くかとなると、どうだろうねえ。
普通に、ズームレンズを付けて、軽快に歩いたほうが良いのかもしれない。
でもねえ、高校の頃からたくさんの写真を撮ってきたレンズ達を、ゴミに出すのは忍びない。もう一度山に行き、写真を撮ってみたい。
暖かくなれば、おかあちゃんの具合も良くなって、また山へ行けるかもしれない。それまでは、アナログなレンズとデジタルなカメラの組み合わせで撮った写真を、noteに投稿する夢を見て、この冬を越そう。

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