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山毛欅の森へさんぽしに

山毛欅という感じの集合体は、どこが「ぶ」で、どこが「な」なんだろう。
むずかしくいえば熟字訓というらしいが、そんなことはどうでもいい。
2月7日はブナの記念日だった。
なぜかといえば、ブナ=フナ=2・7ということから2月7日。
記念日といっても、なにか儀式とか祭りみたいなことは知らない。
ブナは1種類しかないのだろうか。他に仲間はいないのだろうか。
調べてみたら、岩手県より南に、イヌブナ別名クロブナとよばれるブナの仲間が生えているらしい。
らしいというのは、見たことがないか、見ても気付かなかったからか。
ブナのように森にはならず、ポツン、ポツンと立っているらしい。
木肌は、皮目でブツブツしていて黒い。だからクロブナ。
ブナの白肌とは似ても似つかない。白鳥と黒鳥?
寒さに弱く、岩手では海岸の方にあるらしいので、海に行く機会があったら、探してみよう。

北上山地の山は明るい気がする
鬱蒼とした森が少ないから?


北上山地にはブナそのものが少ない。
裏山の、六角牛山も登山口を過ぎても雑木林と杉林で、しばらく歩くと気付く程度だ。

このぐらい密生しているとたまりません
ついついマヨイガになってしまいそうになる


やっぱりブナに会うのは、奥羽山脈がおすすめ、というわけだ。
北上拠点なら、夏油や焼石にも近いわりには山も深いので、みごとなブナの森や巨木などが残っているので、若葉から紅葉、そして初雪降る落葉までをたっぷりと楽しめる。
登山道にあるブナの大木は、昔の悪戯書きが残っていたり、クマの爪研ぎ跡があったりする。

孤高の1本
高倉健さんと呼ぼう


登山道をすこし外れるだけで、無垢の木肌をヌメヌメと触って楽しめる。
ここ数年は、ブナにこだわらずに、窓木や三叉木を探して歩いているが、神様の木にはなかなかあ出会うことは叶わない。
叶わないから楽しいし、次の楽しみにもつながっている。




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