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Yahoo! 映画が終了したんだね

最近話題になる映画が多いように感じる。
まあ自分が見たい映画があるだけということなのかもしれないけど、今上映中の映画でも複数見たいものがある。
今や安くない映画の料金だから事前に予告編を見るのはもちろんのこと、見た人の評価を調べてから映画館まで足を運ぶかどうかを決める。
そういった時に一番利用していたのがYahoo! 映画。
ところが、7月末をもってサイトはクローズされていた。びっくり。20年以上続いたサービスだったはず。
理由は単純だろう。マネタイズができないからだ。
映画館まで見に行く人が減って、それに伴ってこのサービスの利用者が減少して広告媒体としての役目を果たせなくなったというのは真っ先に推測できること。
それと、映画の情報を調べに来るユーザが興味を持ちそうな広告というのも思い浮かばない。
映画の宣伝広告を表示しても、アクセスした時点で目的の映画は決まっているだろうから、他の映画に興味が移るというのも多くは無さそう。

Yahoo! 映画に蓄積されていた情報は、上映中の映画に関するものだけではない。
過去の映画の概要や、予告編や、写真や、キャストの紹介、そしてユーザが書いたレビュー。
それが丸ごと消えて無くなったのであるから日本の映画界にとってさらなるマイナス要因になるのではなかろうか。
当然そういう事情も議論されたであろうが、その結果としてのサービスクローズに違いない。
広告媒体としてソーシャルメディアの方が効果的という配給会社の見方もあるんだろうな。
Twitter(X)でプロモーションを行い、口コミで評価が広がっていくような戦略をとる。

しかしだ。情けないのはヤフーさん。
各映画配給会社から集めたコンテンツとユーザの膨大なレビューの集合体であるメディアをマネタイズできず負けたわけだ。
だいじょうぶ?

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