見出し画像

シニアは古書店でライフハック

もちろん本を安く購入

お金を節約したいのか、そもそもケチな性格なのか、新刊本が高すぎるのか読みたい本がある時はほとんど古書店で古本を買っている。どうしても読みたい本は新刊本を買うが、年に一度くらいかなあ。
それに読みたい本のほとんどは以前発刊されたものばかり。好きな作家が何人かいて、その作家の作品を読み漁る。亡くなってかなり経つような作家の小説も読む。おもしろい小説を読むこと自体が目的なので古本で十分なのだ。
古本屋は、ほとんどの町にあるであろう例の古本屋です。
特に110円コーナーが目当て。やはりケチなのかなあ。このコーナー以外の棚はまず見に行かない。
文庫本も今や千円近くなっていて、手軽に購入できるイメージは崩れてしまった。全く内容は同じなんだから、新刊にしても少し待てば半額くらいにはなるであろう。

若い時に読んだ本でその時の記憶も蘇る

今日探しに行ったのは、五木寛之の『凍河』だった。
中学か高校の時に上下巻を文庫本で一気に読んだ。読み始めたら止まらなくなり、壁に寄りかかって一気に読んだのを鮮明に覚えている。NHKがドラマにしたが、映像で見たのが先だったのか後だったのかは記憶にない。
残念ながら古書店の110円コーナーには下巻しかなかったのであきらめた。
このようにかつて読んで感動した小説を再度読み直したいということがあってもおかしくないだろう。ネットで検索して一発で発見し取り寄せできる時代。でも古書店に行って、作家名のある棚で背表紙から探す方が宝物を探すようで楽しいと思う。

好きな作家やテーマでコレクション

古本屋で必ず探すのは眉村卓のSF小説。文庫本は全てコレクションしようと考えてるが、なにぶん昭和に発刊されたものばかりなので、なかなかお目にかかれなくなっている。あまり古いそれこそコレクターのニーズに対応した古本は需要も少ないだろうからそもそも扱わなっていくであろうことは想像できる。幸い今日は所有してない1冊を発見。またコレクションに1冊追加することができた。もちろん読みます。
眉村卓もそうだけど、SF小説自体が大好きなので、自分のSF小説コレクションの優先順位は、1) 日本の作家、2) 昭和時代に発表されたもの、3) ジュブナイルと言われる少年少女向け。前述の通り、昭和のものは手に入りにくくなっており、かつジュブナイル事態も少なくなっているようだ。

興味を持ったことに対応する知的好奇心を解決

古書店にはHOW TO本も多い。趣味に関するものはもちろん、ビジネスに関係するもの、美術工芸に関するもの。単行本、ムック本、そして雑誌。例えば、noteで上手い文章を書きたいという目的で探せば何冊も関係しそうな本が棚に並んでる。韓国料理のレシピも、ピカソの画集も、木工の入門書も、iPadの活用法も、TOEIC攻略法も、小説以外に実に様々なテーマの本が目にとまる。
シニアでも何かのきっかけで興味を持ちさらに深掘りして知りたいこともある。自分でトライしてみたいことも出てくる。そんな時、古本を教科書にしてチャレンジしてみましょう。やはり本で学ぶのは、YouTubeで見て学ぶのとは違う良さがある。

シニアは外出した方がいい。ひとり住まいのシニアならなおさら意識して外出した方がいい。そのひとつの目的として古書店に行き本のカオスに浸れば脳の活性化にもなるはずだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?