JPモルガンと性犯罪者エプスタインとのつながりとは!

先日、性犯罪者であり人身売買業者でもあるジェフリー・エプスタイン氏の話を、及川幸久氏のチャンネルで紹介していたのを取り上げました。

グローバリストの資金源となっていたであろう同氏の自殺事件は未だに未解決。

そんな中、アメリカ領ヴァージン諸島とJPモルガン・チェースの訴訟において、JPモルガン・チェースはヴァージン諸島に責任転嫁をする説明をしているという話です。


アメリカ領ヴァージン諸島

アメリカ領ヴァージン諸島とは、一定の範囲にある島々を指します。

「リトル・セント・ジェームズ島」
通称エプスタイン島
です。
ここが彼の犯罪の現場の一つです。

エプスタイン島は、アメリカ領ヴァージン諸島に存在し、ヴァージン諸島という自治権が認められた特殊なエリアでもあります。

ヴァージン諸島の歴史は、西側諸国が原住民を奴隷として扱い、搾取し、アフリカ人奴隷も連れてこられた過去があります。


JPモルガン・チェースの主張

JPモルガンの主張が下記の記事で紹介されています。

ここで登場する人物が下記。

  • ヴァージン諸島の元知事、ジョン・デ・ヨング氏。(2007-2015)

  • その妻、セシル・デ・ヨング氏

  • ヴァージン諸島の元知事、ケネス・マップ氏(2015-2019)

  • ヴァージン諸島の現知事、アルバート・ブライアン(2019-)

  • ステイシー・プラスケット(下院代議員)

セシル・デ・ヨング氏

デ・ヨング氏が「米ヴァージン諸島政府全体に資金と影響力を広めるためのエプスタイン氏の主要なパイプ役」だった。
エプスタイン氏と政府関係者とのつながりの中心人物はデ・ジョン氏であり、彼女は夫のジョン・デ・ヨング・ジュニア氏が2007年から2015年まで米領バージン諸島の知事を務めていたときにファーストレディを務めていた。
エプスタインの慈善財団の一つでもあるサザン・トラスト・カンパニーで働いていた。
「公的な役割と公務にもかかわらず」エプスタイン氏の下で働きながらファーストレディを務め、エプスタイン氏の企業を経営していた。JPモルガンによれば、彼女が促進した政治献金には「条件が付いていた」と

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民主党との関係

「地元のヴァージン諸島民主党内で、エプスタイン氏のスポンサーシップや財政的貢献と引き換えに、エプスタイン氏がチェックされないようにする政治文化が醸成されたことは明白だ」

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エプスタインへの優遇処置

エプスタイン氏は数百万ドルの税制優遇と引き換えに金銭や政治的便宜を与え、USVIの最高幹部らと見返りの関係を維持し、自分の私有島に少女たちを連れてきた際には見て見ぬふりをしていた

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エプスタインとヴァージン諸島の知事

エプスタイン被告は、2015年から2019年に知事を務めたケネス・マップ氏や、1月6日に訴訟で罷免される予定の現知事のアルバート・ブライアン氏とも人脈を築いたという。なぜならブライアンは、エプスタインとの関係疑惑についてのコメントの求めにすぐに応じたからだ。

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民主党員ステイシー・プラスケット氏

エプスタイン氏は、2015年から議会で米領ヴァージン諸島の代表を務め、投票権のない代議員を務める民主党員ステイシー・プラスケット氏のために資金を集めた
同氏はドナルド・トランプ前大統領の二度目の弾劾裁判で下院議長を務めた。(プラスケット氏はその後、これらの資金を女性と子供を支援する非営利団体に寄付したと述べ、エプスタイン氏の行為は「卑劣」だと述べた。)
プラスケット氏は、5月に受けた証言録取の一部未編集の筆記録の中で、2018年遅くにもエプスタイン氏のマンハッタンのタウンハウスへの旅行について話していた――それはエプスタイン氏が性犯罪者指定されてから10年以上が経ち、連邦検察による逮捕の約1年前だった。
JPモルガンは、エプスタイン氏と米領バージン諸島の政治勢力との強力なつながりにより、エプスタイン氏が2007年にフロリダ州で勧誘罪で有罪答弁した後、登録性犯罪者としての地位を事実上無視されたと主張している。

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ジェス・ステイリーとJPモルガン

記事には、「エプスタイン氏と緊密な関係を築いていた元JPモルガン幹部のジェス・ステイリー氏に対して、あらゆる不正行為の責任は彼が単独で負うべきであるとして訴訟を起こした。」とあります。

ジェス・ステイリー氏は、2021/11/1の記事によれば、イギリスのバークレイズCEOを辞任したと報じています。

ステイリー氏は、エプスタインの犯罪は知らないとしていますが、記事には「ステイリー氏はかつて、エプスタイン被告と最後に会ったのは2015年だと話していた。これはバークレイズCEOに就任する前で、エプスタイン被告が性犯罪で有罪判決を受けてから7年後だった。」と。

ステイリー氏は、「米金融大手JPモルガン(JPMorgan)のプライベートバンクのトップを務めており、エプスタイン被告は顧客の一人だった。」と報じています。

辞任した理由はさておき、JPモルガン時代にエプスタインとビジネス関係にあったことは事実でしょう。

そして、JPモルガンはステイリー氏を不正行為の責任として訴訟を起こしたという話です。

この件は日経新聞でも取り上げられていました。(2021/11/1)


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まとめ

JPモルガンの主張をまとめると、
「エプスタイン氏の蛮行を許してきたのは、元JPモルガンのジェス・ステイリー氏であり、ヴァージン諸島の政府およびその関係者がエプスタイン氏を匿うような政治をしてきたからである」ということです。

エプスタイン氏にかかる様々な人物の話は掘ればいくらでも出てきそうですね。

結局、エプスタイン氏が2007年の性犯罪の罪に対して、アメリカ政治と富裕層社会が断罪せずに野放しにした結果、被害者と加害者をさらに増やし、それはグローバリストのやりたい放題な今の政治的圧力へつながっていったのです。

日本は島国でイギリスと似ている環境にありながら、なぜイギリスと違うのか。
日本という独特の文化は極東アジアで発展してきましたが、イギリスは古代より英語圏の頂点に君臨してきた大国。

ヴァージン諸島の歴史を見ても、1625年にイギリス、フランス、オランダ、スペイン、デンマークといった欧州の列強国が入植し、奴隷を使って搾取してきたことからしても、日本とは考え方が違う。

そして、グローバリストたちは世界中であらゆる手段を使って、長期的な戦略をもって搾取し続けているのでしょうね。

これもまた、彼らの戦略にあるなかでの一つの事件に過ぎないのでしょうか。

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