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ピアノ発表会でよくある「致し方ない状況」は、本当に致し方ないのか、検証してみました。

こんにちは。
山の中の小さなピアノ教室を主催しているじじまるです。
小さなピアノ教室ですが毎年たくさんの子どもたちが通ってきてくれています。
近頃は団地内の子どもさん達が一斉に成長し、周りに子どもが少なくなってきました。

それでも以前と同じ、むしろ遠方から教室に訪れてくれる子どもさんが増えていることに気づきました。

本日はそんな教室のピアノ発表会について綴ってみます。
ご興味のある方はご一読いただけたら嬉しいです。

ピアノ発表会でよく起こってしまう状況とは

✅上手な子(よく練習している子)とその保護者の方たちは満足度が高いけれど、その他のお子さんたちや各ご家庭はそこまでではない状況

これは、本当に良くある状況、よくある発表会の形と言える気がしています。

ある意味自然な流れであるが故に

いやいや仕方ないよね
練習する子はやっぱり目立つよね

で当たり前のように済まされてしまってしまいがちです。

指導者目線ですと、そうした状況から、翌年に向け頑張る子が出てくれればという期待を抱いてしまいます。


ですが実際には…

保護者の方が「もっと練習させないと」などの気持ちの変化が起こったとしても
当の子どもたちはそうではないことも少なくありません。

発表会の装飾、企画、プログラムなどその他に力を注ぎ、教室のカラーを全面に出していく…
こういったことはピアノ教室運営の初期の頃から突き詰めやすいのですけれど、✅の状況には意外と気づきにくいことが多い気がします。


つまり
「大勢の子どもたちが集まれば発表会ってそういうもの」
というこれまで指導者自身が自分が見てきたものや、感覚の影響により謎の安心感に包まれてしまうのです。


それでも良いけれど
そうでない発表会にもできることに気づきました。

この良くある状況は本当に致し方ないのか、それとも何か変えられることはあるのか
ある年の発表会でチャレンジしたことがあります。

そのチャレンジの結果、
ピアノの上手な子も、そうでない子も、じじまるの教室の生徒全員が輝く結果となりました。

じじまるの教室の発表会で一番力を注いでいることとは

じじまるの教室もそれはそれは様々な企画を入れてみたり、たくさんの工夫をしたりと教室の発表会にはかなり力を入れてきました。

毎年その原動力となるものは
私の想像を超えるワクワクっぷりを目の当たりにするから

ステージに立ち演奏することを本当に待ちわびているのです。

そして数々の反省と経験から辿りついたこと。
それは、


一人も欠けずにヒーローにすること。

生徒が主役…は当然なのですが
一人も欠けずにヒーローになってもらうにはなかなか大変です💦

集客とか、義務とか、表面的なことではなく「人を大切にする」。


「もし自分がこの子なら」「もし自分がこの子の親なら」って本気で考えると
毎年の発表会もまた違う景色が見える気がします。


「先生」の立場、目線で捉えることも勿論必要な場面が数多くあるのですが

指導者がうんちく抜きに生徒一人ひとりの身になって動いたり考えてみるのが一番参加者の気持ちに寄り添える。
そこから自分自身の視界すらも広がり始めるように感じています。

一人も欠けない一人ひとりを思うこと
大変なことですが、叶えることが可能でした。


じじまるの教室の生徒はこうしてみんながさらにさらに輝き始めました。

こういったところに例年以上に力を注いでみた結果
よくある「致し方ないことは」そうではないことが分かりました✨

最後までお読みくださりありがとうございました。

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