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一日一首

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〇七十歳の手習ひなるや歌の道つづけてかならず辞世を詠まむ(医師脳) 〇満帆に〈老い風〉うけて「宜候」と老い真盛り活躍盛り 〇うれしきは毎朝いるる珈琲に「おいしいね」と言ひて妻が笑… もっと読む
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一日一首(令和六年五月)

文庫本『科学するブッダ』に導かれ瞑想するまま眠りに落ちぬ 床の間に一年ぶりの武者人形。飾…

一日一首(令和六年四月)

パーゴラに誘引したる木香薔薇、強風に大きく揺さぶられをり 便利なり!難読漢字もスマホなる…

一日一首(令和六年三月)

毎週金曜に出勤するたび降る雪に「もう三月なのに」とついぼやきけり 東京より戻りし娘に見せ…

一日一首(令和六年二月)

アフリカを出で旧人類らとも雑じり合ひまほろば″に生みし縄文文化 日本人は二千人まで減るら…

一日一首(令和六年一月)

喜寿の朝「健康余命一年」のつもりで詰め込む年間計画 纏(まとひ)振る消防団の掛け声と馬簾…

しちじふのてならひ(医師脳)

 半世紀以上も昔のこと。  青森高校で古文を習わされた。教師の名は忘れたが、脂ぎったオジ…