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薄井秀夫
2020年5月26日 10:02
このお盆であるが、仏教的には、盂蘭盆経というお経がもとになって始められたと考えられている。そこで語られているのは、お釈迦さまの弟子である目連を主人公とした物語である。 目連は、神通第一と呼ばれていて、弟子の中でも、神通力に優れているお坊さんである。 ある時、目連は、亡くなった母親のことを思い出し、今どこにいるのか、安らかに過ごせているのかと気になり始めた。そこで得意の神通力で母親がどこに
2020年5月20日 09:32
葬式仏教には、いわゆる仏教の世界観とは異なる宗教世界がある。 仏教の教義的な宗教世界は、実に壮大な世界である。お経ごとに様々な物語や世界観が広がり、複雑かつ緻密なことも特徴だ。 それに対して葬式仏教の宗教世界は、素朴で、感性的な世界である。日本の風土から生まれた宗教世界と言ってもいい。 この葬式仏教の宗教世界をもっともよく表しているものに、お盆がある。お盆の期間、家庭で行われる営みは