ニューボーンフォトについて考える
もう何年も考えている。
結局のところ、いつもの普段着でベッドやソファに転がってるベビーが一番可愛くない?
と思う。
夏なら肌着姿が最強説。
最近流行りの「アート」なニューボーンフォトは、おくるみで巻いてママのお腹の中にいた時のポーズを再現している。だから深い眠りに入りやすくて、ポージングがしやすい。生後2週間くらいしか撮れない、貴重な写真。
ということは、まあ写真業界ではすっかり定着したし、一般的にも、すでに多くの人が知っているかなとは思う。もう「流行り」という感覚も無くなったかな。
かく言う私も、数々のセミナーを受けてモニター撮影を経て、2018年ごろから本格的にニューボーンフォトの撮影をしてきた。
で、おくるみで巻いたり寝かしつけたりしてきた。
小道具で色々と演出したりもしてきたんだけど…。
なんというか、何年やっても、「物撮り」の感覚に近い。
(個人の感想です)(アートなニューボーンを否定するつもりはありません)
ベビーを巻いて寝かしつけて飾り付けるのは、どうしてもフォトグラファーからの「一方通行」を強く感じてしまう。
そして「ポージングが美しいかどうか」とか、「スタイリングがおしゃれかどうか」という評価軸で見てしまう。
それってどうなんだろ?
でもそこに、ベビーとご家族の「関係性」があると全然話が違ってくる。
そこに物語があるから。
そして、それがあることで写真の意味が一層深くなると思っている。
ご家族のもとにベビーが来てくれた喜び、幸せ、尊さ…。
そんな多幸感に包まれた撮影をしたい。って、最近改めて思う。
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