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上手いのに売れない。売上には考え方③

皆さん練習していますか?
僕は練習するの苦手で・・・(笑)
それでも自分を律してやってきたつもりです。

センスがよかったり、手先も器用だったり。
飲み込みも早くて、上達スピードも速い。

なのにスタイリストになってなかなか伸びない。。。
後輩組に抜かれそう。。。
でも技術はうまい。。。
というスタイリストさんいますよね。

共感される方、是非読んでください。

美容師は技術職なので、
技術の練習をします。

美容師はデザインも大切なので、
お洒落なデザインも勉強します。

練習でグラボブやワンレングスがとても綺麗に切れても、店のテストに一発で通っても、
サロンワークで売上を作っていくために、
『ただうまいだけ』の人ではダメなのです。
もちろん下手もダメですが。

サロンワークにおいて、売上を上げるには
多くのお客様の支持が必要です。

では『ただうまい』がなぜだめなのか説明します。

上手下手を決めるのはお客様。

お客様はサロンに髪を奇麗にしに来店されます。気になる悩みや、なりたい理想像を持ってご来店されるわけです。

いくらスタイリストが●●カットや
〇〇カラー、○○ストレートといったものが上手で、
素晴らしく素敵なヘアデザインを作っても、
お客様の声や希望が反映されてないものには
満足度は上がらず、喜んでもらえません。

お客様の高い満足度が
高いリピート率に繋がって、
単価の高いメニュー設定を可能にします。

『満足度の高い技術』こそが、
お客様が上手だと感じるのです。

では、満足度を上げる為に、
なにを気をつけていくべきか、簡潔にお伝えしたいと思います。

お客様の満足度を上げる為に意識すること。

まず意識して欲しいことは2つです。
⚫︎悩みを解決する。
⚫︎理想を叶える。

え、とても当たり前に感じますか?
でもこれが本質で、売上が上がらないのであれば、見直すべき点です。

リピート率の高いスタイリストになるためには、
ただ上手いだけではなくて、
あなたにお願いしたい!と、思われなくてはなりません。
その為にはお客様の悩み、理想をしっかり伺い、
それを解消・叶えることが不可欠です。

分かりやすく例を挙げます。

スタイリスト「こんにちは!今日はいかがなさいますか?」
お客様「今日はボブにしたくて!」
スタイリスト「ボブですね!どんなイメージのボブですか?」
お客様「こんな風な、、、(写真を見せる)」
スタイリスト「なるほど可愛いですね!お任せください!必ず可愛くしますね!」

と言う流れ。
これ、ホントにリピート率上がりません。

悪くない、はい、悪くは、ないんです。
でも、良くもないんです。
なにも良く無いんです。

売上が上がらなくて悩まれている方は
肝に銘じて欲しいのですが、
普通は無意味です。
あなた以外にライバルは沢山います。
前例のカウンセリングは(誇張して普通にしてますが笑)
はっきり言って誰でも出来ます。

ここで意識してほしいのは、
何故、ボブにしたいのか。
何故、このボブなのか。
何故、切りたいのか。
何故、他の髪型じゃないのか。
何故。何故。何故。
を考えること、めちゃくちゃ大切なんです。

これがわからないままボブを切るのと、
実は癖が気になっていて、
ボブにすると癖が扱いやすいと思ってボブにしたいと、
悩みを理解してボブを切るのでは、全く違うんです。

つまり
ボブにしたい。は、表面的なオーダーで、
その内側には
癖が気になる。(悩み)
だからまとまりのいいボブにしたい。(理想)

が隠れています。

ここから、悩みや理想に対しての提案やアプローチも出来ますし、
そこを理解してカウンセリングすることで、さらに
美容師としての信頼や、
仕上がりへの満足度が高まり、
リピート率アップに繋がっていくのです。

オーダーだけを鵜呑みにせず、
普段の生活での扱いにくさや、
髪について気になるところなど、
お客様の声にならない声に、気付けるよう、
心掛けていきましょう!

お客様の心の声を汲み取り、
技術やデザインに落とし込むことが、
プロとしての仕事のように感じます。


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