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支援級でできること

ぼくは4年生になった。
世の中はコロナというウィルスで
みんなマスクをしないといけない状況に
なっていた。
クラス替えで4年1組になったけど
登校してから向かう教室は
支援級だ。

今までは教室で上手くいかないことがあって
イライラが止まらないときは
保健室に行っていたけど
これからはそれも支援級の教室に
なるわけだ。

ノートに書き写すのが
みんなより遅いことを伝えたら
ぼく専用の分かりやすいノートを
作ってくれた。
時間割は
苦手な体育の時間を
遅れている教科にかえたりしてあって
4年1組のみんなとは
まったく違うものだった。

分からないことがあったり
上手くいかないことがあっても
すぐ近くに先生がいる
だからすぐ対応してくれる
なんか個別指導の塾みたい

でも、困ることもある
同じ支援級の男の子に
文句をよく言われることだ。

ぼくが何か上手く出来ないとき
キーっと高い声を出してしまうと
「その声、やめて!」と
すごく怒った顔で言ってくる
そう言われるたびに
あやまっていた。

ぼくは何で高い声を出しちゃうんだろう
どうして止められないんだろう
このバカが。
ぼくはなんてバカなんだ

もう、そんな時は
死んだほうがいいのかな
なんて思ったりした

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