節約の効果を最大限にするための唯一の方法

日々の生活費を抑えて少しでも貯蓄に回したい・・そう考える方は多いのではないでしょうか？節約となると「旦那さんの小遣いを減らす」「できるだけ安売りの日を狙って買いだめして食費や日用品費を減らす」などがパッと思いつく方もいると思いますがそれでうまくいくのでしょうか？

ここでは節約をする際にまず最初に何を見直せば効果的なのかをまとめていきたいと思います。

まずやるべきことは変動費と固定費の分類

節約するにあたってまず初めにやるべきことは変動費と固定費の分類です。何にいくら使っているのか現状把握ができないとどこから着手してよいのかが分かりません。簡単にでも良いので家計簿をつけることをお勧めします。

家計簿は1円単位で細かくつけるのではなく、ざっくりで構いません。（きっちりやろうとすると続きません、、）食料と日用品を一緒に買ってレシートが1つになっていて計算して分けないといけない、といったこともあるかもしれませんが、そういう場合はどちらか項目の多い方にまとめてしまっても良いです。まずは1か月でも2か月でも続けてみて、現状把握することが大事です。そうすると大まかに何にお金を使っているかの全体像が見えてきます。

次に、支出を変動費と固定費に分類します。

変動費・・・食費、日用品費、レジャー、雑費、服飾費　など
固定費・・・家賃、住宅ローン、各種保険、駐車場代、通信費（スマホ）、
　　　　　　サブスクリプション契約費　など

分類まで出来たら次のステップです。

見直すべきは固定費

冒頭で節約時に真っ先に浮かぶ行動を例に出しましたが、それらはすべて変動費に該当します。しかし、節約をするにあたってまず取り組まなければならないものは固定費です。なぜ固定費なのかというと、固定費は長期契約を結んでいるものが多く、一度見直せば半永久的に節約効果を受けることができるからです。また、家賃や保険料など、支払う合計料金も多いものも多数あるため、節約効果も絶大になります。

例えば、スーパーをはしごして安売りしている食材を探して大量に買うといった事を繰り替えして1か月で1万円節約したとします。確かに同じものを買うのであれば節約になっていることは事実です。ただ、「３大キャリアで契約しているスマホの利用頻度を見るとそこまで使っていなかったため格安スマホに変えたら月額１万円超だったものが2000円ぐらいに抑えられた」となれば、契約のし直しの際は面倒ですがその後半永久的に毎月約1万円を節約することができます。

どうでしょうか？圧倒的に固定費を見直して半永久的に効果を得る方が効率が良く、また生活水準を落とすことなく（つまり、無理することなく）節約が可能なのです。では、どのような固定費があるのかを見ていきましょう。

保険料

4大支出にも上げられる保険料は真っ先に見直したいものの一つです。保険は「親が勝手に入れていた」「友人からの勧めで良く分からず入っている」なんてこともざらにあり、無駄を省ける可能性が高いです。不要な保険に入っていないか？保障金額は適切か？保障内容が被っていないか？など、見直しポイントはいくつもあるため、保険料の見直しの着手は優先的に行いたいところです。

ただし、保険の営業マンの中には見直しとうたって高い保険に乗り換えさせようとする人もいます。本来は公的保険で賄えない部分の保障を補うものであるため、安易に新プランを提案する方は要注意です。信頼できる知り合いに保険を扱っている人がいればその人に相談してみるのも良いでしょう。できれば独立系FPと呼ばれる企業に属していない方がベストです。

通信費

通信費も優先的に見直したいものの1つです。主にスマホ代ですね。先ほども例に出しましたが、3大キャリアで契約している方は見直しの余地ありです。格安スマホは契約の方法が良く分からない方がいたり、通信量の制限もあります。ただ、少し探せば店頭で格安スマホの契約をしてくれる代理店もありますし、通信量も利用状況に合わせて適切やプランに変更することが大幅に節約することができます。

例えば、在宅勤務をしていて家にいることが多く、家ではWifiを使って通信をしているような方は、スマホの通信量は安いプランで十分かもしれません。

最近では、格安スマホでなくてもahamoを中心に安いプランがたくさん出ています。昔から契約している方はそのままの契約だと高い料金を払い続けている可能性があり、自分からプランの変更を行わないと安いプランに移行されません。それぞれの生活スタイルに合わせて見直してみましょう。

車関連費（維持費、駐車場代）

車関連費も高い出費の1つですね。車の使用頻度が多くないのであれば、思い切って手放して必要な時はレンタカーを借りることで十分になるかもしれません。節約の基本は生活水準を落とさないこと、のため、車がなくて不便・・・という方は無理に手放す必要はありません。

また、その場合でも自動車保険は見直せるかもしれません。ほとんどがディーラーや代理店から契約していると思いますが、中間マージンがかさむため割高になりやすいです。ダイレクト型の保険であれば保険料を安く抑えられる可能性があるため、検討してみても良いでしょう。

水道光熱費

電気代、ガス代、水道代、も見直せるポイントです。今まで例にあげた固定費に比べると効果は劣りますが、毎日の生活で必ず使うもののためやはり一度替えてしまえば半永久的に効果を受けることができます。

電気とガスは自由化で大手以外でも安くサービスを提供しているところが増えてきています。「安くなったは良いけど使い勝手悪いのでは・・？」と思われる方もいるかもしれませんが、実際に私も大手から変更しましたが何も変わらず生活ができていて年間数千円の節約になっています。一度、契約している電力会社やガス会社の単価を調べて、安くできないか検討してみると良いです。

その他の固定費

その他でも、以下のように削れる固定費はたくさんあります。

■新聞代

毎日読んでいるか？読んでいないのであれば購入頻度を下げてみる。日経新聞であれば電子版に変えてみる。Yahooニュースなど無料のネットニュースで代替できるか？

■スポーツジム

利用頻度はどうか？時間帯が決まっているのであればもっと安いプランがあるかも？やりたいことによってはもっと安いジムもあるかもしれない。

■サブスクリプション契約費

知らないうちにスマホアプリのサブスクリプション契約がされていないか？使っていない契約がそのまま残っていないか？

まとめ

いかがでしたか？ここまで読んでいただいて見直せそうなものはありましたか？節約のポイントは、生活水準を落とさないことです。生活水準を落とした節約術は長く続きません。しかし、明らかに無駄なものにお金を払い続けている方は結構多いです。固定費削減のメリットは半永久的に効果を得られることなので、最初は面倒かもしれませんが是非見なおしてみるのをおすすめします。