店舗経営をはじめる前に事業家集団環境で学ぶべき理由

私は、事業家集団環境で経営の基盤をつくってから店舗の経営を行い、現在は2つの店舗を経営しています。
経営の基盤にはいろいろな要素があります。
何も分からない状態から独立・起業して店舗経営の道に進むこともできましたが、事業家集団環境で学んだチームビルディングを実践して、経営の基盤をつくれたことがとても良かったです。

今回は、店舗経営に必要なことと、事業家集団環境で得てきたことがどう活かされているのかを書かせていただきます。

店舗経営をはじめる前にやるべきこと3つの準備

店舗経営をはじめる前に準備することはたくさんあります。
そのなかでも、特に事業家集団環境で学んでいたことで、以下の3つの準備に必要性を感じました。

1.ビジネスプランの作成

私は20代のときに一般企業でOLをしていたため、ビジネスプランの考え方も持ち合わせていませんでした。しかし、チームビルディングを通じて、多彩な能力をもつ仲間を得たため、チームでビジネスプランを立てることができました。出店することを決めてから、店舗オープンまで、3.5ヶ月という短期間で進めることができました。
現在では、3ヶ月あれば新しい店舗を出店できるだけのノウハウがあります。

2.資金調達

事業家集団環境の先輩のもとで、業務委託という形で報酬をいただきながら仕事を覚えてきたため、事業資金も貯めることができました。これにより、出店する際も自己資金で出店できました。
一般的には、店舗や事業などは資金を借りてスタートすることが多いと聞いています。自己資金でできたのは、下積みの期間に先輩方が適切な教育と報酬を与えてくれたからだと思っています。

3.立地の選定

出店場所を決める際にも、チームビルディングで得た能力を発揮しました。それは、人前で堂々と話すために必要なプレゼンテーションとエンロールメントです。
はじめてお会いした店舗のオーナーさんに、堂々と自分が何者なのかを伝え、現在描いている自分自身のビジョンをお伝えできたため、お店を引き継ぐ許可を二つ返事でいただきました。
一般的には、出店するまでに場所の検討や物件探しに半年ほど時間を要すると聞きますが、私が出店する場所も物件も、決めるまでにかかった期間は1日だけです。

店舗運営に必要な5つのポイント

店舗の運営をはじめた後も、必要になる要素があります。

1. 商品サービスの管理

2. スタッフの管理

3. 顧客サービス

4. マーケティング

5. 財務管理

チームビルディングで多彩な能力を持った仲間が集まったおかげで、私は上記5つのすべてを仲間の力を借りて、スムーズに店舗の立ち上げから運営までを行うことができています。

商品サービスの管理においては、システムを組めるエンジニアや店舗業務経験のあるスタッフが在庫管理を整理してくれました。
スタッフはチームビルディングで揃えていたので、広告費を払って人を募集したり、仲間割れでスタッフに辞められたりという経験は一切ありません。優秀で主体的に働くスタッフに囲まれて幸せです。

顧客満足度を高めるためには、お客様の声に耳を傾けなければいけません。大手企業はアンケートに回答するとクーポン発行や粗品プレゼントなどの特典があり、声を聞こうと思うだけで経費が掛かります。
しかし、私はチームビルディングで培った友人やその知人が最初のお客様になるので、アンケートを取らずとも最速で多くの顧客の声を聞くことができます。その声に応じて商品サービスの改善を行ってきました。

財務管理においては、下積み時代に毎月自分のキッシュフロー管理をしていたことで、経費削減の仕方や必要な投資の感覚を持つことができたため、良好な状態を継続できています。また、スタッフも同じキャッシュフロー管理を学んでいるため、全員がコスト管理について意識が高いです。これにより、健全な財務状況が作れていると思います。

事業家集団環境でまずは経営の基盤をつくる

上記の通り、事業家集団環境での下積みを経てから店舗経営に臨むと、たいていの経営者が悩んでいる部分を先につぶすことができます。

経営の基盤をつくるまでにかかる時間は、人によってさまざまですが、私は店舗経営をスタートさせてから健全に運営が行われるためにも、事業家集団環境での事前準備をおすすめします。