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王道ビジネス~ファン集団のシャオミと事業家集団環境

私は現在2つの店舗を経営しています。
事業家集団環境で学んで、6年でビジネスオーナーとなり、現在3年が経過しています。

事業家集団環境で多岐にわたって学びました。
その中でも私が面白いと思ったものを書いていきます。

今回は、ビジネスの王道について、中国のシャオミを例に挙げて紹介します。
現在、経営者を目指している人や、これから目指そうと考えている人の参考になればうれしいです。


王道と覇道の意味の違い

事業家集団環境で学んだビジネスにおける王道と覇道のイメージ

王道と覇道の違いってご存知ですか?

王道と覇道は読み方は似ているのですが、対義語です。
王道と覇道の由来は、孟子(もうし)の主張が起源と言われています。

現代では、王道は、安易な方法や、物事が進むべき正当な道、定番、正攻法という意味で使われていることが多いですが、本来の意味は、「王様が、仁徳によって国を治めること」です。(仁徳とは、他者に対する思いやりの心)

覇道は、「王様が、武力や策略によって国を治めること」です。


ビジネスにおいての王道と覇道とは

事業家集団環境で学んだビジネスにおける王道と覇道それぞれの道に進んだビジネスマンをイメージしたチェスの駒

ビジネスシーンにおいて、売り手と買い手の関係にも王道と覇道の違いがあります。
覇道は、「売りたいモノを売る商法」で、王道は、「(必要で)買いたいモノを売る商法」です。

良い悪いではないですが、商品の必要性がなくても、買いたくなる商品を作り、買いたくなるような必要性をつくり、買いたくさせる覇道ビジネスが多いと感じています。


王道ビジネスの代表「シャオミ」のファン集団

事業家集団環境で学んだシャオミのファン集団のイメージ

私が紹介したい王道ビジネスをしている企業のひとつは、シャオミです。
創業は2010年で中国に本社がある総合家電メーカーです。

高性能かつ低価格なスマートフォンや米アップルにも例えられるマーケティング手法で急速に成長しました。

シャオミの売り上げを支える大きな柱はスマートフォン事業です。
さらに、IoT(モノのインターネット)や生活関連製品事業にも力を入れており、広告やゲームといったインターネットサービス事業、EVなど幅広い分野で事業展開を行っています。

シャオミの創業者、レイ・ジュン氏が掲げるキャッチコピーは「Just for Fans」(すべてがファンのために)です。
「米粉」(ミィファンまたはビーフン)と呼ばれるファン集団を作り、高いコストパフォーマンスを追求しています。


シャオミのファン集団のマネジメント

シャオミファン集団は数千万人になります。
この大規模のコミュニティをどうやってマネジメントするのか。

シャオミは、ユーザーとファンをランク分けし、ピラミッドを作っています。

一番下の層はシャオミのユーザー。
中間層は「ビーフン」、そしてピラミッドの頂点「マニア」である。

シャオミのピラミッドは、底辺から頂上まで、クラス分けして管理されている。安定的で戦力の高いファン集団をつくるために、人に応じて適切な対処をしているそうです。

ユーザーは、WeChatやWeiboなどを通じてシャオミの活動に参加している。
この層はもっとも数が多いが、熱心なフォロワーではない。

「ビーフン」は、熱狂的なファン。
「マニア」は、様々な決定に関与できる。

この集団において、もっとも自慢できる立場は方針決定に関与できる「栄誉開発組」、略して「ロンズー」です。

機密漏洩のリスクがある中、シャオミは未公開の開発版を事前に試用してもらい意見をもらっていることがすごいですよね。

シャオミの熱狂的なファン集団は、学歴、経歴、職業とは関係なく、「テクノロジーの最新トレンドを追い求める」という共通点を持っています。

彼らはシャオミブランドに信仰を持ち、その忠誠心からシャオミの応援団となり、外に向けて積極的にPRし、シャオミブランドの長期的な発展もサポートしています。


”事業は人”を大切にする事業家集団環境

シャオミのマネジメントを学び、私は事業家集団環境にも確信を持ちました。
事業家集団環境は、シャオミのように商品のファン集団ではないですが、ユーザー要素、PRや集客、独立に向けて動くコミュニティです。

商品やビジネスありきでコミュニティをつくるのではなく、コミュニティをつくり、コミュニティ=人が求めているサービスや商品、コンテンツを提供しています。
独立願望がある人は独立して事業家となり、事業家コミュニティとして、ともに目標達成をしながら活動しているので、長期的な発展に繋がると考えています。


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