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茨城県の事業承継に対する取り組み

茨城県の事業承継に対する取り組み(セミナー・研修会・支援事例)を紹介します。

事業承継セミナーの開催/茨城県事業承継支援ネットワーク


令和元年7月に茨城県事業承継支援ネットワークの主催で定員300名規模の事業承継セミナーが開催されました。

事業承継・M&Aを手がける民間企業の役員・代表取締役が講師となり、事業承継のポイントや承継をきっかけにした事業成長の試み、M&Aのマッチングの要点やトラブル・成功事例などが論じられました。


「戦略的事業承継セミナー」の開催/茨城県よろず支援拠点


令和元年9月から10月にかけて、日立市・つくば市・筑西市の3会場で「戦略的事業承継セミナー」と題するミニセミナーが開催されました。主催は茨城県中小企業振興公社内の茨城県よろず支援拠点です。

茨城県よろず支援拠点のコーディネーターが講師となり、事業価値の創造・コミュニケーション・各種支援策という3つのポイントから100年企業を築いていくための戦略が論じられました。


「茨城家業イノベーション塾」の開催/茨城県事業承継支援ネットワーク事務局(水戸商工会議所内)


令和元年10月から令和2年1月にかけて全3回にわたる「茨城家業イノベーション塾」が開催されています。

茨城県内で家業を継ぐ予定か継いだばかりの二代目三代目を対象に、事業承継を含め経営全体に関する革新を推進することを目標としており、革新的取り組みを行う家業承継者による講演や、事業ブラッシュアップのためのワークショップ、プレゼン意見交換会などが行われ、家業後継者が先輩後継者、地域の支援者などとつながりを作るための交流会も催されます。


M&Aマッチングを推進するための官民連携協定/茨城県・バトンズ・日本M&Aセンター


令和元年8月1日、茨城県と株式会社バトンズ・株式会社日本M&Aセンターの間で事業承継を推進するための連携協定が締結されました。バトンズは国内最大級の事業承継マッチングプラットフォームを運営しており、日本M&AセンターはM&A仲介で最大手の企業です。

連携の目的はM&Aマッチングによる事業承継の推進と、M&Aを支援できる人材の育成、M&Aに対する普及啓発活動です。


MBOによる承継を支援した事例/茨城県事業引継ぎ支援センター


社内役員による株式取得(MBO)での事業承継を支援した事例です。

業界大手企業のオーナーが高齢のために引退を考え、親族内に後継者がいないことから社外からの招聘やM&Aを検討した末に、社内役員へ株式譲渡を打診。後継者となった役員は株式取得資金について茨城県事業引継ぎ支援センターに相談しました。センターは経営承継円滑化法による金融支援の認定申請を提案するとともに、茨城県商工労働観光部中小企業課などと連携してスムーズな認定取得をサポートしました。

さらに、MBOの留意点や必要な契約などについてアドバイスを行い、日本政策金融公庫および茨城県との連携で迅速な金融支援を実現し、株式譲渡契約の締結にこぎつけることができました。

事業承継セミナー
https://www.pref.ibaraki.jp/shokorodo/chusho/keiei/documents/jigyousyoukeiseminar.pdf
戦略的事業承継セミナー
http://www.iis-net.or.jp/files/kousya/page/temp_file_list/yorozu_miniseminar3.pdf
茨城家業イノベーション塾
https://mito.inetcci.or.jp/syoukei/seminar/
M&Aマッチングを推進するための官民連携協定
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000034376.html
MBOによる承継を行った事例
http://kantou.mof.go.jp/content/000203344.pdf


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