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colaboやWBPCやナニカ等々が特に嫌われる訳

公金チューチュースキームや海苔弁など結構なミームが生まれたこの一年ですけれど、公金チューチューなんて戦後福祉の問題を一気に説明できてイメージしやすい丁度いい言葉だったんですよね。
少なくとも福祉、弱者救済や支援、障害児/者福祉は50年以上、左翼政党や知識人などが政府予算の投入を謳い実際に仕組みを作っては機能しない的な面を見てきた福祉事業者もいましたし、結局最後は自民党なんていう感じで自民支持に回る人も多かったのはあるのですね。

いくつかのイベントセミナーなどに出ると思い知る事になるんですけれど、実際に議員が来る率が高いのは自民党です。
共産党の議員は金の出る場所にしか来ない!と怒りを露わにする人もいましたし、誰某さんはまだそちらに顔を見せてないんですか?!と驚いていて赤旗の配達員もいました。
この人は、ウチつまり峠工房に話を聞きに行きなさい!と強くお願いしていたそうですけれど貧乏NPOや零細福祉事業者には結局行かないんだ!と落胆してました。

さて福祉に関して言えば全般的に公金の投下や行政予算を増やせなどは言われていましたし、未だに企業の持つ内部留保に課税を!とか放出させろ!などの事を言う人たちはいます。
しかし、現実的には設備資金だったり次期雇用や福利厚生の予算、また株主の利益の預かりだったりして企業の資本であると同時に負債の面も持つなんていう事も考えていかないといけません。

その中で、バブルの時代の収入格差や稼げる人間が稼いだ余剰分を福祉に回させろ!なんて言う意見もまあ某政党機関紙で多々目にしました。
とは言え企業や個人、労働者に納得させる事なんてできない訳で福祉目的税と言うことで消費税ができたんですがその使途は不明だったりします。

また予算が増えたはずなのに十年一日の如く、その予算の分配を決めるのが何某かの法人でそこに口利きをしてくれる左派政党や政治家の存在がないと予算も補助も助成もしてくれない!と言う状況は続いていたのですね。
実際、政治家を呼ぶイベントでを開催した事がありますが、その時にも自民党の方に対して文句を言う人は居ましたけれど、実際の管轄が行政法人などだったりしてそこに強い影響力を持つのは左派系ですよってなったらその人達は、行政が予算を渋ってるとその政党が言っていたなんてありました。
実際の予算を見ると渋ってる様ではないのもわかるけれど要はコネなんですね。

またコネだけではなく話題性やそれこそ客寄せパンダとして若い男女が主体かの様な団体を作ってそこに若者支援で金を出させると言うのもあったと聞いています。
ところが尽力してくれた左派政党や左派政治家の意向はどうであれ支持者や支援者、支持団体が資金や人材や活動を持って行ってしまうなんて言うのもあったようですし、ウチの父親が峠工房を始めた時には集まったカンパや寄付金、募金などを手数料名目で某革新政党の方々が持って行ってしまったなどがある様です。
その上、行政はコネや名を売ってる団体に金が行く構造を構築されている訳ですから小さい団体は長続きしないって言うのがあったりするんですね。

なので、政治家を先にやって目的を知らせてからと動き、自民党から出馬して議員を経て福祉法人を立ち上げた人もいます。
構造や問題を知っている様なので、会社方式でなるべく行政予算や税の投入を抑える様にしていたとも聞きます。

過去のこう言う事があった中で、さらに数兆の男女共同参画予算が結局箱物だったり、福祉に金を!とか貧困と言いつつ生活保護満額をもらってるのに普通の生活が出来ない!正規雇用はもっと優しくなれ!みたいな論旨が出て増税が続けば、そりゃあ公金チューチューなんていう現状に怒りを持つ人が増えて当然なんですよね。

公金チューチューって言葉が出る以前には税金垂れ流しとか、福祉負担増大とか、行政の杜撰な金銭感覚って言う言葉などで語られるこの仲間内で公金を分配するかの様な事象はあってより露骨になったって言うのがあると思いますが、それは働く人たちや納税者に対して負担感を倍増させるだけだった、と言う事になります。

実際、駅頭や街頭などではバブル期に左翼政治家と呼ばれる人が、普通に働ける人は苦労なく金を稼いでいる!弱者を虐げている!その金を福祉に回せ!と企業批判につもりが労働者disりになってたのも居ましたが、現実には苦労せず稼いでいる労働者っていません。
苦労せず稼いでいるのはコンサルだのアドバイザーだのを自称して経営者を口先三寸で翻弄していた界隈くらいでしょう。(ちゃんとした人達は超頭脳労働なんで苦労はしてる)

その上で小泉改革の官民協働などによる要は素人を安く行政に関わらせて金を出さないが始まりプロ意識の希薄化で仲間意識での融通が目立ったりなのですね。
そう言う事は幾度も批判や問題提起されてきていますけれど、メディア動かず改善されず税金は垂れ流し。
そしてそれを象徴する様にcolaboの問題や(実際、あんな報告書や事業内容で満額給付は通常の団体では起こり得ない)、その他のNPO福祉法人の補助や助成の格差などは批判されて当然なのですよね。
不法ではなく不正があったなどに話は出てきているわけですし、問題を改善しないといけない部分、予算に比して実効性は皆無に等しい数値などが出れば当然ですけれど、批判されますし救ってる!弱者救済をしてる!と言っても福祉全体では実効性もない弱小NPOが自己資金でやる程度かそれ以下では評価される訳ないのですね。

シェルター事業や保護事業などはその分を行政の施設や増員に回した方がよほど機能すると言う現状や、団体が過激な言動をして他者を罵倒したら嫌われるには充分な理由ですし、マスコミも徹底して目を瞑るなんて感じでは、人が怒って嫌ってと言う流れは当然な心理なのですよね。

暇アノンと言って、colaboなどを擁護する人達が批判者を十把一絡げにしていますが福祉事業関係や弱者支援関係で殆ど擁護されない現状や、福祉従事者などの批判もあると言う事を見たら本来ならcolaboは書類の提出や計算のおかしいところを直して不適切な部分は変換して、マスコミと一緒に行政の問題を改善する動きをすれば良いだけだったのですが初っ端から喧嘩腰で弁護士まで喧嘩腰な対応をしたら仲間内以外で味方してくれる人は居ない状況を自ら作ったと言えるのですね。

まあ、現状のcolaboやWBPC公金チューチューなどは小泉改革の官民協働の失敗と思いますので、そこを是正すると言う動きにならないと何も変わらないんですけれどね。

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